5G、見えない「波」が健康を害する その2
前回は、電磁波の曝露は、フリーラジカルをつくり細胞ストレス状態に陥るとお話ししました。
遺伝子を傷つけ次世代、それ以降の世代への影響も否定できません。
しかし、未知の、しかも見えないモンスターに私たちがどう対処したらいいのか?
今回は、この点をお話します。

電磁波が引き起こすさまざまな不調
電磁波過敏症
電磁波過敏症という言葉をご存じの方もいるかもしれません。これはアメリカの医学者ウィリアム・レイ博士が命名した症候群ですが、今から15年前の2005年にはWHO(世界保健機構)がそのシンドロームの存在を公式に発表しました。
<主な症状>
目が見えにくさ、目の痛み、目のうずき
皮膚の乾燥、発赤、発疹、アトピー様症状
鼻づまり、鼻水
顔の痛み、火照り、むくみ、水泡
口内炎、口腔内が金属の味がする
歯やあごの痛み
粘膜の乾燥、粘膜の異常な渇き
頭痛、記憶喪失、うつ症状
異常な疲れ
集中力の欠如
めまい、気を失いそうな感覚、吐き気
肩こり、関節痛、腕や肩の痛み
腕や足のしびれ、麻痺
呼吸困難、動悸、
いかがですか?不定愁訴と言われがちな症状のオンパレードです。
こういった症状で病院を受診すると、たいていは対症療法のお薬が処方され、それでも症状が強い場合は精神科系の薬剤が処方されることでしょう。
電磁波恐怖症を知っていますか?
電磁波に対する不安感や恐怖心が、さらに電磁波を引き寄せるという電磁波恐怖症も指摘されています。
しかも、化学物質過敏症の人の80%が電磁波過敏症であることも分かっています。
「香害」という言葉も耳にすることが多くなりましたが、こういったデリケートな方々には見えない恐怖が蔓延していると言えるでしょう。

今回の講座で驚いたのは、携帯電話の電波塔に近ければ近いほど電磁波の影響が強い、というわけではないという点です。
上の画像のように、アンテナ直下よりも、200Ⅿ離れたエリアの方が、電波の影響がつよいことが分かります。
次回はまとめの最終回として、私たちがどのように対処したらよいのかをお伝えします。