健康コラム

2023.11.11

へリング医師とホメオパシーの出会い

  • 歴史
  • ホメオパシー

へリング(Dr.Hering)さん。みなさん、ホメオパシーの書籍を読んだことのある方ならば聞いたことがある名前かもしれません。ホメオパシーの治癒の方向性を確立したハーネマンの弟子としてとても有名ですね。
ハーネマンのホメオパシー理論が理解できなかったへリング医師は、その理論を覆すために研究調査にいそしんでいましたが、そのさなかでガラガラ蛇に噛まれ大変なことになる…。
その手前に、なんとホメオパシ―のLachラカシスというヘビ毒のレメディによって救われたというエピソードはとても有名です。

ちなみに、へリングの治癒の方向性とは次のものがあります
・上から下へ(頭から末梢方向へ移動する)
・中から外へ(内臓から体表へ移動する)
・心から体へ(精神から肉体症状へ移動する)
・重要な器官(臓器や働き)からより重要でない器官へ
・時間の逆戻り(過去の症状の再燃)

話を元に戻します。


自分のホメオパシー体験を経てホメオパシーの真のすばらしさに触れた彼は、ホメオパシーの虜になっていきます。ミイラ取りがミイラになったと言われるへリングさんたる所以ですね。その後はハーネマンの一番弟子として活躍します。

そんなへリング医師が、ホメオパシーに最初に出会ったエピソードを見つけましたのでご紹介します。
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1824年の冬、ヘリング医師は死体の解剖中に右手の人差し指を切ってしまいました。
その傷口は急速に壊疽(えそ)していきました。当時、そのような負傷に対してはほとんど致命的で、従来薬は全く効かなかったのです。
しかし、ヘリングにとって幸いにも、クンマー(Kummer)というハーネマンの弟子が、断るへリングを説得し、ホメオパシー治療を受けさせました。
へリングの傷に与えられたホメオパシーのレメディは、アーセニカム(Arsenicum album)。
数回のリピートが必要でしたが、投与後、へリングの体調は回復し指の壊疽は完全に治りました。
ヘリングは驚き、ホメオパシーへの関心はますます強まりました。
へリングはハーネマンに連絡を取り、ホメオパシーの道へと進んでいくようになったのです。
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家庭のホメオパシー医学書を書いたへリング

へリングは、ホメオパシーを知れば知るほどその関心は深まるばかりでした。
指のケガでArsアーセニカムを取ったのが1824年、当時信じていないなかったへリングは、その後、ホメオパシー家庭医として名をあげ、さまざまなホメオパシー書籍を世に残しました。

ホメオパシーの歴史、知れば知るほど面白いですね!
これからもちょこちょこ歴史の話をしていきたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます~^^

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