健康コラム

2023.06.10

水虫をやっつけろ

  • ホメオパシー

暑い夏が近づいていますね。今回は水虫のお話です。いわゆる足白癬です。
皮膚科日本人の約2割が足白癬に悩まされているそうです。特に50~60歳代では約3割が、そして高齢になるほどその割合が増えるそうです。(1995年日本皮膚科学会雑誌)
そういえば、私の母も何年か前から白癬、しかも爪白癬で爪が分厚く肥厚していました。皮膚科で薬をもらっているようです。
私がはじめて水虫にかかったのは20代の一人暮らしの時。お友達のMちゃんが泊まりに来てお風呂を使ったときです。当時、皮膚科に行って目薬のような小さな薬を処方されたのでしっかり覚えています。Mちゃんを恨む気はありませんが、人にお風呂やシャワーを使わせるのは用心したほうがいいと思いました笑。
看護師をしていた当時ですのでホメオパシーなんて知らないし、勤務では白いストッキングを履くので右足の中指と薬指の間が赤くなって、痒くて仕方がなかった思い出があります。

水虫とは

ウィキペディアによると、次のような説明がありました。

(以下貼り付け)

足白癬(あしはくせん)は、感染症の一種で、白癬菌(はくせんきん)がの指や足の裏など皮膚角質やその下の皮下組織を侵食することで、痒みや炎症などが起きる。日本では一般的な通称は水虫(みずむし)、英語圏ではathlete’s foot(運動選手の足)、中華圏では香港脚とも言う。足白癬には2種類あり、足の裏の角質が肥厚して硬くなる角化型白癬(かくかがたはくせん)と、水疱や皮膚剥離(薄く皮が剥ける)が発生し、発赤や痛痒感などを伴う汗疱状白癬(かんぽうじょうはくせん)が存在する。

治療には抗真菌薬が使われ、外用薬の場合1986年には1日1回で済む薬剤が登場した。

(貼り付け終わり)

白癬菌は、床やバスマット、スリッパなどさまざまなところに存在しているので日常生活の中で白癬菌を避けるのは難しいようです。
夏の季節、裸足で過ごすことが増えます。裸足自体はすばらしい(アーシング!)
でも、歯医者などでスリッパに履き替えなくちゃいけないときに「やばっ」と思う瞬間、「靴下履いとけばよかった」と思うことありますよね。裸足にナイロン製のスリッパ。しかも誰が履いてるか分からないやつ(;^_^A 
大丈夫かな、移らないかな…と裸足を後悔するわけですが、白癬菌が足に付着したからといって、必ず感染するというものではありません。
ただ、菌が角質層に入り込むと厄介なことになります。角質をエサにはびこるからです。水虫菌が足に付着して12~48時間すると角質まで侵入するので、触れたと思ったら1日以内に洗浄して清潔&乾燥を保つと感染しません。

症状としては、初期には足の指の間が白くなります。進行すると、皮膚がふやけてむけたり、かゆみが出ることがあります。足の裏に小さな水泡ができ、かゆみが出ることがあります。
(画像転載はグロいので控えます笑)

皮膚科に行くと顕微鏡下で真菌を確認し抗真菌薬を処方するのがベストだけれど、たいていのDrはそれをやりません。水虫かどうか判断つかない場合には、ひとまずステロイドクリームを処方するケースが多いです。ただ、真菌にステロイドを使うと悪化しますので、判別する目的で「とりあえず処方」をするDrもいます。真菌症にステロイドを使っても治癒しません(てか、悪化する)。お気を付けください。

自然療法的な水虫解決法

まず基本的に「乾燥」がキーワードです。湿っぽいと白癬菌がまん延します。
一般的に知られている方法は足を洗う、または、乾いたタオルで拭う。これだけで、ほとんどの菌が落ちます。また、白癬菌は高温多湿の環境で増殖するため、長い時間靴を履き続けないようにするなど、足を蒸らさないようにすることが重要な予防法です。例えば、職場でサンダルのような通気性のよいものに履き替えるとか、きつい靴は履かない、靴下はポリエステルより綿で。
プールや温泉のマット、要注意です。白癬菌が必ずいると思ったほうが良いでしょう。マットを踏まないようにするのではなく、きちんと水気を拭き取る、特に指の間を清潔にして乾燥させることが大事です。

  • 重曹: 靴に重曹を少し振りかけると、通常水虫の原因となる不要な湿気を防ぐのに役立ちます。ニオイにも効果があります。お風呂上りとか、靴下を履く前に指の間に重曹を軽く振りかける、これは水虫予防に役立ちます。
  • エプソムソルト:ネットで買えるエプソムソルト。これは硫酸マグネシウムです。お風呂にいれてもいいし(1~2カップ)、1/4カップ程度で足湯をしてもよいでしょう。エプソムソルトの入浴はスポーツの後の全身の筋肉疲労や凝り、疲れを癒します。
    アトピーなどの肌のトラブルにも役に立ちます。これ、体から毒素を引き出すんですね。ただし、肌に合わないときや痒みが強くなった場合などは使用を中止しましょう。
  • ニンニク:ニンニクは真菌感染症を防ぎ、治癒時間を短縮すると言われています。日曜の調理にニンニクを意識して使うとよいでしょう。ニンニクのすりおろしと食用オイル数滴を混ぜ、患部に直接塗ることもできます。
  • ココナッツオイル:抗真菌性があり、足に直接塗布できます。患部を清潔にして乾燥させ1日2回、綿棒やガーゼで拭きます。オレガノオイルも同じ効果が期待できます。
  • ティーツリー: これは自然な抗真菌剤ですよね。ティーツリーの精油を足湯に加え、足を10分間浸します。浸した後、足を乾かします。重曹にこの精油を入れて、患部を直接マッサージするのもOK。感染拡大をストップさせます。
  • :酢水で足湯をしましょう。酢1に対し水は2です。しっかり乾燥させることを忘れずに。

水虫のレメディ

ようやくホメオパシーの話ですね。
お手持ちのレメディをぜひ使ってみてください。

Alum(アルミナ):指の間が赤くなってとても痒い。もともと足の爪がもろく足の皮膚がやわらかい傾向があります。

Apis(エイピス):長い時間足が蒸れていたり、長靴などを履いて足の汗を抑えたことがきっかけで起こる水虫。患部は腫れてガサガサして固いです。

Ars(ヒ素):小水疱ができます。皮がむけてヒリヒリ痛みます。燃えるようにかゆみがあります。足の裏や指の間の水虫に。ひどい水虫にも使ってみてください

Rhus-t(ラストックス):Arsのように水疱ができたり、小さな赤いプツプツが出ます。痒くて痒くて、掻くと刺すようにピリピリしたりヒリヒリします。濡れたり蒸れると悪化します。Rhus-tはかゆみが強い傾向があります。

Sep(シイピア):Sepの足も臭いです笑。とにかく足に汗をかきやすく、水虫を悪化させます。家に帰ったらすぐに靴下を脱いで裸足で過ごしたがる人。指の間がかゆかったり、掻かずにはいられない耐えがたいかゆみ。刺すような痛みがありことも。

Sulph(ソーファー):皮膚の代表レメディですね。ガサガサと乾燥して汚い足です。足だけに汗をかきやすく、裸足で部屋を歩くとペタペタ音がする人。うろこ状に皮膚がポロポロ剥けたり、ザラザラしています。赤くなって強烈に痒く、掻くと燃えるように熱くなることもあります。

Sil(シリカ):Sulphと同じく、とにかく足にたくさん汗をかいて、足の汗が悩みの一つだったりします。指の間が水疱になって皮がむけるタイプ。化膿しやすい傾向もあります。Silそのものは私たちの体に含まれるミネラルですので低ポーテンシーで取って皮膚のターンオーバーを促すのもよいでしょう。

Graph(グラファイト):足が臭くて掻き壊したら黄色い汁が出るような場合に。Graphのクリームを塗るのもOKです。Calen軟膏は感染拡大を防ぐのに使うことができます。

いかがでしたか。もしセルフケアでうまく行かない場合は、健康相談をご利用ください。
白癬菌はけっこう根深い慢性疾患ですので、見えている皮膚症状は氷山の一角、というケースが大半です。ホメオパシー相談では長期戦で臨まれることをお勧めします。

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