健康コラム

2023.01.05

増える産後うつと母子手帳のリニューアル

  • 出産・子育て

私は子どもが6人いますので母子手帳は6冊あります。一番上の子どもと、一番下の子どもでは年の差12歳です。
今でこそ宝箱に入ってお蔵入りの母子手帳ですが、とくに1歳までは健診や病院受診の度に携帯していました。とくに第1子のときには、子どもの成長でふと気づいたことや感じたことなどもメモ代わりに記入したりしてね^^。
ちょっとセンチに一句書き込んでみたり、今は読み返すのも恥ずかしいです笑

11年ぶりのリニューアル

その母子手帳が11年ぶりにリニューアルするそうです。
産後うつのリスクが注目されていることから、母親のメンタルや睡眠の記録項目が増えます。
たしかに、ママの育児疲れや孤立・孤独、さらに産後うつといった問題も注目されています。
新しい母子手帳には、子育ての不安や難しさについて尋ねるページが増え、睡眠不足を判断する項目も追加されます。
他にも、住んでいる自治体が行っている産後ケア事業などの案内も盛り込まれます。自治体の事業に参加したかどうかの記録欄も設けられます。

母子手帳という名前でいいのか問題もありました。父子手帳だってあるよな、ということです。「親子手帳」という名称変更で議論されましたが、今回のリニューアルではこの件は見送られました。


個人的にはこの母子手帳刷新の一番の目的は、マイナンバーを活用したデジタル化かなと考えています。ワクチン接種歴を細かく管理するためです。
当面は、紙の手帳と、デジタルで子どもの成長記録を保存、閲覧できる仕組みですが、今後はデジタルに一本化されることでしょう。

産後うつのレメディ

産後うつで健康相談を申し込まれたYさん。切迫早産で4か月の入院ののちに、子宮口がなかなか開かず帝王切開の瀬戸際で、運よく経腟分娩となりました。が、会陰裂傷が強く入院が長引きます。
お産を終えてようやく自宅に戻った1か月頃からパニック発作んが起こるようになりました。子どもが死ぬんじゃないか、怖くてたまらなくなります。
産後9か月頃から精神科のお薬を内服することになりました。以降、3年間は産後うつに苦しみます。実家に戻って育児の手伝いをしてもらいながら、アトピーっ子の子育てをなさいました。
ホメオパシーと出会ったのはもっと前だったようですが、ようやく当相談室とご縁があり健康相談を申し込まれました。

このクライアントさんに最初にお渡ししたのはやっぱりSepシイピア、女性ホルモンのバランスを整えることで名の知れた、イカ墨から作られたレメディですね。
更年期にも大活躍します。
クライアントさんは、死に対する恐怖も非常に強く、ちょっとした体調の変化がすぐに死に直結してしまう思考回路から抜け出せず、動悸や呼吸促拍で苦しんでおられましたので、パニック&ヒステリー時のSOSのレメディも頓服としてお渡ししました。

Sepシイピアの他にも、Nat-mナットミュアも役立つレメディです。苦しさを誰にも打ち明けられず殻に閉じこもります。子育てサークルなどに行くことは到底できません。他のお母さんと何を話したらいいのかわからない、と感じています。

Coccコキュラスもよいレメディです。一生懸命に子育てを頑張って、頑張って、自分が睡眠不足でへとへとになるレメディ。

産後うつはどの人にも起こる可能性のある、身近な健康問題です。概して真面目なお母さんに多い傾向があります。元来、頑張り屋さんなんですね。
まずはセルフケアで試して、それでも苦しいな、つらいなと思ったときには健康相談をご利用ください。

くらい泥沼から脱出するお手伝いをいたします!

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