健康コラム

2022.10.15

グリグリは粉瘤(ふんりゅう)

  • 健康・病気

1年ほど前でしょうか、「足の裏にタコみたいなのができた」という大工さんのケースをご紹介しました。
以後、音沙汰なく どうしていらっしゃるだろうかと思っていましたら、大工仕事にお越しになられて「そういえば…あれはですね」と、その後の経過を教えてくださいました。

タコではなく粉瘤

立ち話でお渡しした簡易なレメディ処方でしたが、やはり足の裏のタコの様子は変わらず。
痛みがだんだん強くなって、歩くのもままならなくなってきたために皮膚科を受診されました。
なんと診断名は粉瘤(ふんりゅう)。
手術が必要で、つい4日前に手術で切り取ったというのです。
取り出した内容物をスマホ画像で見せてくださいました。
ウズラのゆで卵のような、取り出した目玉のようなグロい画像でしたが^^
これはイボではないなぁと。
大工さんご本人も、こんな大きなグリグリが足にできているとは思ってもみなかったようです。
こういう時に医師の確定診断は大事ですよね。

粉瘤とは

SNSサイトの医師Sei Tetsurouさんの解説が分かりやすいので引用しますね。
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粉瘤とは、皮膚の内側に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)や皮膚の脂(皮脂)が、袋の中にたまってできた腫瘍(嚢腫)の総称です。
表皮嚢腫(epidermal cyst)と毛包嚢腫(trichilemmal cyst)を含みます。

たまった角質や皮脂は袋の外には排出されないので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。

身体のどこにでもできますが、特に顔、首、背中、耳のうしろなどにできやすい傾向があります。やや盛り上がった数mmから数cmの半球状のしこり(腫瘍)で、しばしば中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、そこから臭くてドロドロしたネリ状の物質が出てくることがあります。

粉瘤の原因は明確になっていません。
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と、ここまで読んで私はあっ、と思い出しました。
この大工さん、足の裏のタコで立ち話をしたときに、「右頬にグリグリができていて、そこから時々白い膿みたいなものが出てくる」と言われていました。見るとちょうど中央が黒い点になって盛り上がっていましたので、Hepヘパソーファ 6Cをお渡ししていました。
そうです、この頬のグリグリもおそらく粉瘤でしょう。

引用解説を続けますね。


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見かけから誤解されやすいですが、不潔にしているからできる訳でもありません。外傷などの刺激などにより、毛穴の皮膚に近い部分がめくれて皮膚の下に袋状の構造物ができると考えられています。毛の生え際のつまりや、ウイルス感染などによっても生じるという説もあります。

原因がわからないので予防方法は特にないでしょう。できたら様子を見るか、治療するかの2択しかないと思います。

治療は部位や症状によって違います。

炎症を伴わず、痛みなどの自覚症状がなければ、特に治療をせずとも構いません。
しかし、外観的に問題になる場合や外的刺激を受けやすく、将来的に炎症や破裂を生じる可能が高いと考えられる場合は、外科的に切除します。通常では、表面の皮膚を紡錘形に切開して、嚢腫のみを摘出します。
巨大なものでなければ、局所麻酔による日帰り手術が可能です。

日本皮膚科学会のHPで、粉瘤に関しとても詳しく述べられていますので本文と併せご参照下さい。

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皮膚科では珍しくない症状のようです。
グリグリといえば、手首のガングリオンが有名ですが、粉瘤の可能性があるということですね。
記事を書きながら、そういえば私の首の後ろにも、小学校のころからグリグリがああるよなぁ。と気づきました。痛くも痒くもないのでそのまま40年近く放置しているわけですが、これも粉瘤かも。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

引用記事:https://jp.quora.com/

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