健康コラム

2022.09.29

アレルギーと腸の炎症

  • 発達障害

便秘と下痢 慢性の皮膚湿疹 落ち着きのなさと執着

自閉症とアレルギー

自閉症スペクトラム障がいの子どもは、そうではない子に比べ消化器疾患が多いことが研究で明らかになっています。近年、食物アレルギーや喘息などの呼吸器アレルギーの有病率も高いことが分かってきました。

​実際に、発達障がいの子どもたちに、小麦粉の除去(グルテンフリー)や乳製品の除去(カゼインフリー)の食事を実施すると、症状が緩和したという研究報告がたくさんあります。

​腸の機能が正常であれば、乳や小麦のタンパク質はアミノ酸に分解されて体内に吸収されますが、発達障がいを持つ子どもはたんぱく質を分解する酵素の働きが弱いため、これらたんぱく質を消化分解できず、未消化のたんぱく質を作り出してしまうのです。小麦の遺伝子組み換えなども誘因になっていると言われますが、とにかく、乳や小麦を好んで食べる子はとくに食事に気を付けてみましょう。小麦はあらゆる食品に用いられていて除去するのは一苦労ですが、早ければ1週間で子どもの変化に気づくことができるといわれています。

​アレルギー傾向の低い子どもは腸内細菌の多様性に富むことが明らかです。乳幼児期(胎児期の母親の行動も含め)に多様な微生物に触れることで、腸内細菌が豊かになり、スウェーデンの調査結果では、最も多彩な腸内細菌を持つ子供たちはおしなべて、大家族の一員であり、他の子どもたちよりも頻繁に軽微な感染症にかかった経験を持っている傾向がありました。

「きょうだい効果」や「農場効果」などで環境的に多彩な微生物との接触の機会があったということはつまり、体内の多様な腸内細菌の存在をも示す現象であるとも言えます。

食生活と腸の炎症

食材そのものにアレルギーを持つ子どもは、当然のことながら除去しなければならない食品がありますが、欧米風の食生活が腸の炎症を引き起こし、脳の自己免疫疾患である自閉症の要因になることが次第に認知されています。

欧米風の食生活とは

★加工食品中心
★過剰な飽和脂肪酸
★カロリーのみで栄養価の低い食品症状の特徴に応じて腸内環境も整える

症状の特徴に応じて腸内環境も整える

〇ハーブとレメディによる腸内改善
〇特別な配慮を必要としません
〇お母さんも子どももラクラク

バッチフラワーエッセンスで名高い、エドガー・バッチDr(彼はホメオパシー医でもあります)の腸内細菌レメディを使用しながら腸内環境を整えていきます。
ホメオパシーでは、自然治癒力を活用するために、途中、好転反応といわれる一時的な症状の悪化がいられることがあります。
熱や下痢などを通して、身体にあるたまった有害物質を排泄する自然の摂理です。

「熱を出すたびに興奮状態や自傷行為といった自閉症の最も激しい症状が和らぐ 」
「病気を治すために、わざと病気にするというのはどうかな」
と冗談のように話し合ったものだった。

(10代の自閉症児をもつ両親、ジョンソン夫妻の言葉)

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