健康コラム

2022.09.10

第3の乳

  • 女性の悩み

保健師ホメオパスの末田です。今日は、家族しか知らない私の秘密を一つ、お教えいたしましょう^^
人間のおっぱいは左右1つずつです、よね?
生まれつき指の数が多いことを多指症というのですが、生まれつきおっぱいの数が多いことを他乳房症といいます。
では、みなさんは「副乳」をご存じでしょうか。過剰な乳房を副乳といいます。私には左右に副乳があるんです。キャー

日本形成外科学会HPより

副乳は、哺乳動物の乳房のある位置に相当するところ、すなわち、わきの下から正常乳頭を通り太ももの内側に至る弓なりの線上にみられることがほとんどです。

看護学生のときには乳房の斜め上部にあるものだけが副乳だと学びました。
実際、私の副乳は乳房の斜め上、わきの下の前部分に左右1個ずつあります。でも、図のように乳房の下にも、わきの下のくぼみのところにも副乳と呼ばれる腺が走っているんですね。

男性の1.5%、女性の5%にみられると言われ、遺伝的傾向もあります。たしかに、私の母にも副乳はあったし、うちの息子の一人にも副乳があります。
長男の保育園の担任のTUT先生にも副乳がありました。

副乳が悪いということはありません。ただ、お産して授乳の時期になると副乳も張りました。指でつまむと母乳がほんのわずかに出てきたこともあります。
妊娠を繰り返すたびに副乳も大きくなって、いまでは大きなほくろのようになりました(涙)。ノースリーブの季節は少し恥ずかしくもあります。
他に、生理前におっぱいがはる女性がいますが、副乳も月経前には軽く腫れたりします。

まれに、副乳が腫瘍に発展することもあるようですので注意は必要です。悪性の場合は乳がんの治療と同じように、副乳の組織を切除する手術もあります。ただし、乳房切除術と異なり局所麻酔で短時間で終了する軽い手術となります。

好転反応であらわれた副乳の変化

ホメオパシーでアレルギー性皮膚炎の慢性病のレメディ相談を受けているクライアントさんで、わきの下のしこりが出てきたという方がいました。
小豆くらいのグリグリしたものが右のわきの下に出てきたというのです。
赤みも痛みもありません。画像を送ってくださったのですが、ちょっとだけグリグリがわかる感じ。
しばらくそのままレメディを継続しているうちに、皮膚症状は少しずつ落ち着き、同じくしてそのグリグリも消失しました。

この記事を書きながら思い出したのですが、もう一人、皮膚の慢性相談でレメディをとっていると、鼠径部付近にグリグリが出てきたというクライアントさんがいます。押さえても痛くないけどしこりがあるというのです。この方も、一時的なしこりが出て、しばらく後には消失しました。

この2人のクライアントさんともに、位置的には退化している乳腺(副乳)の一時的な腫れだったのではないかと感じています。
人間の体はどのような変化が起こるか予測不能なことも多々ありますが、これは偶然はなく必然であり、起こるべくして起こるのではと感じる今日この頃です。

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