健康コラム

2022.09.12

シニア猫は腎臓と甲状腺に注意

  • アニマル

動物ホメオパスのコースを1年間学んだ時に、獣医ホメオパスの先生から「猫は腎臓が弱い」と聞いていました。
当時はそうか、くらいの認識でしたが、実際に動物相談を受け始めそれを実感しています。
腎臓だけでなく甲状腺に問題をもつ子たちが非常に多い(というかその相談がほとんど)です。

猫たちのヒーロー

どうして腎臓と甲状腺なのか

これは長く疑問に思っていました。「腎臓と甲状腺が弱いから」で片づけるのではなく、どうにか回避する方法はないものだろうか。
そんなときに、ある英語の文章と出会いました。25年以上猫の研究をしているという愛猫家の文章でした。
キャット・フードの中でも魚を含むものには要注意」、とあったのです。
わたしのクライアントさまもそうですが、多くの愛猫家は高級な缶詰食品を与えます。
少しでも元気になってほしい、体力をつけてほしいと願い、一缶数百円するマグロだのサーモンだのの入ったプレミアムな缶詰を与えています。
缶詰から溶け出す環境ホルモンだけではなく、魚に含まれる重金属が悪影響を及ぼすというのです。
腎臓病と甲状腺機能亢進症のどちらも、猫に魚を与えることで生じやすいと分析していました。

猫は犬のように簡単にこういった物質を代謝できないため、猫の魚類缶詰は有害となりやすいんだそうです。筆者は、月に1回までに制限するべきだと述べていました。
たんぱく質はチキンや豚などの肉類からとるのが望ましい、とありました。

その昔、九州の長崎などのような豊かな漁場のある町では、猫に魚を与えるのは当たり前のことでした。

 

漁船が戻り、魚の運搬が終わると、漁師さんが捨てるような魚はすべて港に住み着いている野良猫に与えていました。
イワシなどは最たるもので、トロ箱ごと桟橋に置かれ「猫のエサ」として扱われていました。

この猫ちゃんたちは腎臓などに問題を起こすということはあまりありません。

皆さんの想像どおり、イワシは生物系の植物連鎖では下位に位置する魚類ですので、体内で蓄積した有毒物質の濃度は問題になりにくいのです。
たしかに、遺伝的に腎臓の弱さを持つ子もいますし、腎臓と甲状腺の問題は魚の缶詰のせいだと断定もできませんが、ここではこのことについてフォーカスしません。

市販の魚類缶詰は与えすぎに注意

 

高級缶詰ではなく生を与えましょう…と言いますがこれはなかなか大変なことです。
ある方の生食レシピはこちら↓↓
ちなみに、この方は猫が甲状腺や腎臓の病気になるのは、市販の食べ物が原因だと確信しています。

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鶏の胸肉のミンチに、ねこちゃん用のビタミン混合物を混ぜ、それを小分けにして冷凍する。
(一度にたくさん作れば少しでも楽できる)
寝る前には毎晩、冷凍庫からこの小分け食をガラス容器に入れ、冷蔵庫でゆっくり解凍する。
これを1日2回、与える前に電子レンジで軽く温めて提供する。
この方法で猫 1 匹あたりの費用は約100円ほどで、これは高品質の缶詰食品に匹敵する。
ドライフードは将来的に腎不全の引き金になると考えているので、できるだけ与えないことにしている。
生食は栄養バランスが難しい、処方食のほうが良いという人がいるが、私の飼っている4匹の猫は今のところとても元気に育っている。
もし、忙しさが増して缶詰を使わなければならない事態には、魚ではなく肉の缶詰を探し、無添加で無塩、できればオーガニックを求めるだろう。
缶詰でも賞味期限の長いものは、防腐剤などが入っているので避けている。
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猫や犬は家族です。
いうなればわが子と同じ存在ですので、子どもにジャンクフードを与えないように、犬猫たちが健康に犬生や猫生を全うできる良質の食を考えたいものですね。

 

とくにシニア猫の場合は腎臓や甲状腺の問題が浮き彫りになりやすいのですが
そのセルフケア法として、まずはホメオパシーレメディの「サポートJ」を継続して試すとよいでしょう。

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

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