深い悲しみの後の神経衰弱に

ノイローゼ、この言葉はもはや死語ですね。

もうずいぶん前に対応した、クライアントさんのケースをご紹介します。


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40代の女性です。大事な人と死別しました。

葬式が終わるとどっと気落ちして、何もやる気が起こらなくなりました。

身体はふわふわ軽い浮遊感があり、頭へ石でも突っ込んでいるような感じ。

大事なことなどが全く考えられなくなって、ものを言うことさえできなくなりました。

精神病院へ入院することはなかったのですが(経済的にも困窮していたのかも)、通院して内服薬は飲まれていました。

彼女が精神を病んでいる間に、相続したお金は実兄と嫁がすべて使い果たしてしまっているとのこと。

いつまでたっても頭が治らん、とのことで知人からの紹介とのことで通信相談でした。


彼女は若いころからファッションヘルス(というのかな?売春です)でかなり稼いでいて、酷使の為か、30代後半で閉経していました。

性行為感染症の防止のために、性交後は何らかの薬で陰部を毎回消毒していたそうです。おかげで体の冷え性に悩み、そのために閉経が早かったのではないかとご本人より。


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ホメオパシーのレメディをお選びするキーワードとしては

・死別後

・浮遊感

・頭に石を突っ込んでいるような感じ

・言葉が出ない

この4点にフォーカスしてレメディをお探ししました。


死別による落ち込み、深い落ち込みのレメディとしてCimicシミシフーガが有名ですよね。

でもCimicには頭の症状はどちらかというと膨張するような感覚であって、石のような感覚とは異なります。

「頭に石を詰めているような、前頭部に」、このレメディはBell とRutaでしたが

ほかのキーワードが合致しないので、さらに探しました。


石を詰めたような=「頭の重さ」に言葉を変換して探すと

Ph-acが第一候補でした。

次いで、浮遊感のレメディとしてPh-acが当てはまるのかを調べます。

Floating sensation; の項目にPh-acはありました!


わーい!Ph-acはばっちりヒットするな、こういうときはホメオパスとして心が躍ります。

はやる心を落ち着かせながら慎重にレメディを選びます。


Ph-acのレメディの特徴を今一度辞書で確認していきます。

みなさんご存じの通り、Ph-acは疲労困憊のレメディです。

海外旅行による時差ぼけなどに対応しますので、お持ちの方もいらっしゃるでしょう。

軽微な日常生活の疲労にも使いますが、深い深い落ち込み、精神疲労にも素晴らしいレメディです。



もともとは快活で明るくて社交的なタイプですが、

ショックや失恋、不幸な恋愛、ホームシックなどがきっかけで寡黙になり、周囲のことに無関心になっていきます。

日常生活が何もできなくなって、理解力も低下し話すことさえ嫌になる引きこもりのレメディです。

過剰な性行為による心身の疲労にもマッチします。


というわけでPh-acをお送りしました。

以降、改善しましたメールはありません。

が、その後(1年くらいしてからかな)風の噂で

「頭が治った、毎日とある神社様に手を合わせているおかげ」などという話を耳にしました。


ホメオパスとしては、梅毒や淋病系のレメディをもう少し長くお取りいただきたかったのが残念ですが、仕方ない。



抗不安薬、抗うつ薬、気分安定薬、抗精神病薬…

現代医薬でうまくいかない方々が、ホメオパシーにたどり着かれることは少なくありません。

いかなる問題も解決する夢のような万能薬はこの世に存在しませんが、このまま同じことを繰り返してよいのだろうか、と迷われているのならば健康相談への第一歩を踏み出してはいかがでしょうか。


今日も最後までお読みくださりありがとうございます。



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