健康コラム

2023.04.29

ホメオパシーは本当に有効なのか

  • ホメオパシー

はじめてホメオパシーを見聞きした人は十中八九、疑うことでしょう。
何を隠そう私がそうでした。第3子の妊娠中にお世話になっていた助産院で初めて聞いたホメオパシー。「毒をもって毒を制す」という助産師の説明に、ははんカルト宗教だなと思いました。
でも気になって、気になって。
当時、保育園に通う上の子どもの体調が気になっていた私は、病院ジプシーをしていましたが一向に良くならず、良くならないばかりかどんどん悪くなって薬の種類がどんどん増えて病院通いの毎日でした。よその子どもはあんなに元気なのに、といつも恨めしく思いながら、こんど体調を崩すのはいつかなとビクビクしていたわけです。
薬は出ている症状を一時的に解決してくれました。でも、長続きしないんです。
病院と縁が切れず財布の中はいろんなクリニックの診察券でいっぱい。子どもが増えると受診はさらに大変で、子どもが体調を崩したら他の兄弟も一緒に病院に連れていかねばなりません。病院が日課のようでした。
当時、ペーパードライバーだった私はタクシーで通わねばなりません。近所のクリニックをドライバーにお願いすると嫌味を言われることも多々ありました。いい加減、こんな生活から卒業したかったのです。

カルトじゃなかった

無毒なら試してみよう、これが最初のきっかけで興味本位でした。
私はまず、ホメオパシーの本を買って読んでみました。由井寅子さんの「ホメオパシーin Japan」
私はもう何年にもわたって、子どもの病気に現代医薬を使っていましたが、その時だけしか良くならないんです。健康が長続きしない、と言ったらいいのでしょうか。ホメオパシー本の内容は爽快で、私に希望を持たせてくれました。そしてついにホメオパシーを始めました。最初にネットで買ったのはPulsポースティーラ30Cを1ボトル。500円くらいだったと記憶しています。次男が風邪でゼロゼロ言っていたので1粒取らせたら、瞬時に症状が変化しました。初めてのホメオパシー、子どもの体もさぞ驚いたことでしょう。これはカルトじゃないと感じた瞬間でもありました。
ホメオパスの健康相談では子どもの体質改善をお願いしました。少し時間がかかりましたが、効果は現代医薬よりも優れていました。副作用はありませんでしたが、好転反応という症状の変化は何度も生じました。書籍に書いてあったように、昔の症状が戻ってきたり、一時的に症状が強く出たり、何度か繰り返しました。ホメオパシーのレメディを取ることによって、子どもの不調の頻度はどんどん減っていきました。そしてあっという間に重症化して入院しなければいけなかった体調が、入院不要となりました。病院に行く頻度が減り、暮らしが楽になりました。

ホメオパシーが害になるとき

ホメオパシーにはさまざまなバッシングがあります。しかし、私自身はホメオパシーを信頼してよかったと思っています。ですが、ホメオパシーが効果的でないこともあります。万人に効果的な魔法の方法はこの世の中には存在しませんが、ホメオパシーが害になるときは次のような時です。
ホメオパシーに頼っている人は、薬または現代医療を軽蔑することがあります。これは、ご自身が重い病気を経験していないとか、健康が当たり前になっている人に多いと感じます。
病気を軽視し、治療の時期が遅くなるケースもあります。
症状の見極めを見誤ると病気をより深刻化させます。ネットで調べた情報はたくさん出てきます。頭痛のレメディ、腹痛のレメディ、嘔吐のレメディ…。でも、その症状に隠された大きな病気があることも忘れてはいけません。ただの頭痛、ただの腹痛ではない場合もあります。
アンチ現代医療の信者になり、医師の診断を仰がず病気がより深刻な段階に進行してしまうことは避けなければなりません。
適切な診断をしてもらい、病気を知ること。これが最も大事です。
ホメオパシーは注射や抑制など暴力的な治療行為は一切ありませんが、忍耐を必要とする療法です。 うまく作用すれば、身体的・精神的・感情的な 3 つのレベルすべてで機能します。
無駄なお金と健康を損ねることなく、ご自身にとって安心できる方法を選択しましょう。

Health means everything 健康がすべて、です。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

#保健師ホメオパス
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