健康コラム

2022.11.26

歴史は変わる

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今日は、私が個人的に購読している、毎週末に配信されるメルマガから抜粋した内容です。
偽物とされていたものが実は本物で、2300年前の歴史が塗り替えられた金貨のお話。

2300年前に実在したことが判明した 勇者スポンシアン

スポンシアンという名前の肖像が入ったこの金貨は、300年以上前に東ヨーロッパのルーマニア中部のトランシルバニアで発見。フランス国立図書館の専門家が偽物と認定したことから、博物館にしまいこんであったそうです。
しかし、ロンドン大学のポール・ピアソン教授が研究中にこの金貨の写真を見た際に、その表面に流通した際にできたと思われる傷があったことから、本物である可能性があると考えたとのこと。
そこで、金貨が保管されていたグラスゴーのハンタリアン博物館から取り寄せて、強力な顕微鏡で確認したところ、その傷がおそらく当時の財布の中でついたものであるとされ、化学分析の結果でも、この金貨が何百年もの間土に埋もれていたことが明らかとなったと。
ということで、金貨に描かれていたスポンシアンが実在した人物となり、研究者によるとローマ帝国で最も遠く防衛が困難な「ダキア」と呼ばれる地域の皇帝となった軍司令官であろうとのこと。
ダキアは紀元前260年頃にローマ帝国からパンデミックや内戦などで切り離され、その混乱から秩序を取り戻すために、スポンシアンが最高司令官となり、その地域の経済を構築するためにこの金貨が鋳造されたのだろうとのこと。
現代のテクノロジーと化学で、これまで偽物とされていた金貨が本物と金貨が鑑定。
これによって、肖像画の人物とその歴史が明らかになるという、今から2300年近く前の紀元前のローマと東ヨーロッパの世界。

とても壮大な話。今のパンデミック(プランデミック?)の世界にもスポンシアンのような司令官が欲しいな…。

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