健康コラム

2022.07.11

専門看護師は誰のためにあるのか

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参議院選挙の結果(テレビ番組から)

一覧になると実にリアルですね。看護団体(助産師も)、医師や歯科医師、薬剤師の団体はうんと昔から自民党支持です。


「専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)が増えて、医者のまねごとのような仕事を看護と言ってさ、結局は医者の小間使いなんだよね」
「木を見て森を見ずって言葉があるでしょ、患者の何をみているのか偉そうにしている専門看護師に聞きたいわ」


これは、某国立大学病院の看護師長から医学博士を取得し看護教育に携わっている敬拝する先輩が、仕事で隣の席になるたびに言っていた言葉です。
行き過ぎた専門家を辛口に評価したかったのでしょう。答えは患者満足度が教えてくれますので、この大先輩の言葉は理解できます。


冒頭に貼り付けた画像のとおり、市民の一生を左右する健康にかかわる組織が、ある単独の政党に偏ることの恐ろしさ。押し流されていることを省みることもなく慢心します。
潮流が太くなればなるほど、現代医療(薬物療法)は完全だと盲目的になり、このことを疑ってみることはありません。「正しさ」の根拠は数が多いことでしかありません。


そもそも人間の体は総合的で複雑かつ多様です。近づきすぎることで全体が見えなくなります。
専門分野だけを見るのではなく総合的に看る。
政党も多様性に富めばもっとお互いが議論しながら高まるでしょうに。

今回の選挙は非常に残念な結果。

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