健康コラム

2021.12.12

悩ましい皮膚のトラブル

  • アレルギー

小学校1年生の女の子。お父さんがアトピー性皮膚炎のために遺伝的なアトピーを持っています。
ホメオパシーのキットでセルフケアをしていましたが、どうにも良くならないということで健康相談を申し込まれました。
お父さんはホメオパシーを使うことに不安を持っています。ステロイドを塗れば早く肌がきれいになるのに、かわいそう。とお母さんに言うのです。
お母さんはステロイドは一時的だということを知っていますので断固使いたくない。でもかゆがる娘に胸を痛めびわの湿布やアイスノンなどでお手当なさっています。

健康相談のレメディを出すとほぼ一時的な悪化が見られます。これを一緒に乗り越えられるかどうかが一番高いハードル。たいていは、同居の家族(このご家庭で言えばお父さん)から厳しい攻撃を受けます。ネグレクト、という言葉を使うと効果があることを知っているお相手は、昼夜子どもに向き合うお母さんに、毒の付いたこの言葉の矢を放ちます。
心が折れそうなとき、ホメオパスへの怒りの気持ちも湧き上がります。
出口が見えない時期が一番つらいのです。しかし、これは誰かが代わってあげることではないのです。
私は伴走者として共に走りますが、ホメオパシーは「出し切る 引ききる かかりきる」(これは由井寅子さんの言葉)ですので、臭いものにフタをすることはできません。
陰ながらメールなどを通して、時には追加レメディを郵送することで応援します。

保健師ホメオパス、今日も粛々とクライアントの方々に向き合います。

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