
KMバイオのコロナワクチン
熊本市のワクチンメーカー、KMバイオロジクスのつくったコロナワクチン。
mRNAワクチンに代わるワクチンとして治験がスタートしました。
インフルエンザと同じ不活化ワクチンですが、インフルは鶏の細胞を使って培養するのに対し(だから卵アレルギーの人はインフルワクチンは接種できませんよね)、
KMバイオのコロナワクチンは、サルの細胞を使って培養しています。
1回の接種量が5CC、これを筋肉注射とは・・・。はっきり言って、かなり痛いです。
手術の前に精神的な緊張や不安を和らげるために「前投薬」と呼ばれる筋肉注射をすることが多いのですが、これが2.5~5CCの筋注です。
大概の人は、針を刺して注入を開始した時点で顔をしかめて「アイタタタ・・・」と声を漏らします。
ちなみに薬剤はアタラックスP(通称アタP)が一般的。
医療従事者であれば筋注5CCがどれほど痛いか、接種せずとも分かります。
刺入部は硬くなって(硬結といいます)ゴリゴリします。
サルの細胞と筋注とアジュバントと痛み。うーむ。
不活化ワクチンとして予期しない副作用はないとされていますが、
すでに周知の副作用(正しくは副反応と言います)はある。
リスクとベネフィットを天秤にかけて、よく考えないといけませんね。