運動不足とパソコンとドライアイに関係が


新型コロナでソーシャルディスタンシングと言われ、あれよあれよとリモート化されました。

tレワーク(自宅で作業)する人が増え、運動不足も加速。さらに社会的距離を保とうキャンペーンで孤独感を抱える人も少なくありません。

座ってばかりでパソコンに向き合っている日々がうんと増えたわけです。

運動不足にしろ、社会的な孤独にしろ、どちらも心とからだの健康に良くないのは皆さんの想像どおりですが、

もしこれが、目の乾きや目の疲れなど「ドライアイ」の発症にもつながるとすれば…??


2019年に行われた大規模コホート研究の結果と、ホメオパシー的なドライアイのレメディについてご紹介します。




長時間のデスクワークと孤立が招くドライアイ



日本公衆衛生エンターが日本在住の40~74歳の男女約10万人について身体活動度や社会との関わりとドライアイの関係を分析したレポートがあります。

Ocul Surf. 2019 Sep 26. pii: S1542-0124(19) 30226-5.


10万人のうちドライアイの有症者は約2万5000人。ということは4人に1人がドライアイで悩んでいるということになります。

身体活動量に応じて4つのグループに分けて比較したところ、一番からだを動かしているグループは最小のグループに比べ、ドライアイが女性で10%、男性で9%少なかったのです。


パソコンなどのモニター画面を長時間みること はドライアイのリスク要因。

1日に2時間以上モニター画面をみる人たちでも、運動量が多ければドライアイは少なか ったのです。

 

同じ対象者で「社会的支援」と「社会的信頼」のレベルの 高い人にドライアイは少ないこともわかっています。

「社会的支援」とは、「相談相手や話し相手がいる」と答えた人。

「社会的信頼」とは、「人はある程度信頼できる、他者を助けたいと考えている」と答えた人。

この2つの支援と信頼感を4つのグループに分けて比較したところ、最高群は、最低群に比べてドライアイの重い症状の訴え が36%少なく、ドライアイと診断された人も(客観的な指標)12%少なかったのです。

男女別では、男性は「話し相手や相談相手がいる」人でも、ドライアイの診断を受けた人はたいして低くありませんでした。

対して女性は、この2つがそろうとドライアイの傾向はぐんと低くなったそうです。

研究者たちは、女性は男性よりも感情面で症状を引き起こすのではないかと分析しています。



リモート・ワークが多くなり、巣ごもり生活のわたしたち。

今こそ適度な運動と身近な人との対話が必要ですね!





ドライアイのレメディ


私は独身の頃にドライアイで悩みました。ちょうど看護師をしていた頃です。

とにかく夜勤で目が乾く、空調で目が乾く。

白衣のポケットには市販のドライアイの目薬を携帯して、乾燥を感じたらその都度トイレで目薬をさしていました。

サル顔俳優でおなじみの(失礼!)織田裕二が「きたーーー」という目薬のテレビCMをしていた、あの頃です^^。


今振り返ると、その当時わたしに必要だったレメディはNat-mです。

のちに、ホメオパシーの健康相談でNat-mの症状が多数出て、長い間ずっとこのレメディが必要だったことを思い知らされるのですが、

ドライアイがすっかり治った今、睡眠不足の時に出ていた口唇ヘルペスもなくなったし、瞼のカサカサした湿疹もすっかり解決しています。

たかがドライアイ、でもその症状にフォーカスすると自分のウィークポイントが芋づる式に見えてきます。

部分ではなく全体が解決していく、まさにホメオパシーの醍醐味ですね!



Acon.アコナイト・・・目が乾くととても痛くなります。砂が入ったかのように目が痛むのです。冬の乾燥した天気、冬の空っ風がとくにつらい。冬場にスキーを楽しんで、きらきらとまぶしい雪を見続けたことによる焼けるような痛み(雪眼炎)にも良いレメディ。


Arg-n.アージニット・・・お裁縫など趣味の作業で長時間じっと凝視していたために目が疲れ痛みます。白目が充血した疲れ目にも良いです。結膜炎の代表レメディでもあります。


Alum.アルミナ・・・眼だけでなく、乾燥肌で悩み、便秘にも悩んでいます。Alumは「乾燥」がテーマなので、Bryブライオニアとよく似ています。


Ars.アーセニカム・・・極端にまぶしがります。目の痛みは温めると改善するので、仕事を終えて自宅で蒸しタオルなどを使って目をあたためると楽になります。精神的にも敏感で胃腸が弱い傾向もあります。


Bell.ベラドーナ・・・ドライアイだけではなく目のトラブルで最も頻繁に使用されるレメディです。 目が充血し乾燥して痛みます。Aconと似ていますが、Aconは初期症状に、Bellはさらに進行した状態で用います。

眼球が膨張した感覚も伴います。


Bry,ブライオニア・・・目が乾燥して痛みます。目を動かすのが嫌で思わず目を閉じてじっとしていたいという衝動にかられます。緑内障のレメディとしても有名。


Lyc.ライコポディウム・・・寝ているときに目を半開きにしている人です。眼のふち(内側)が赤みを帯びて痛むこともあります。「鳥目」といわれるように、Lycの人たちは暗闇では著しく見えにくくなります。

緊張するとおなかにガスがたまりやすいのが特徴です。


Nat-m.ナットミュア・・・朝起きると瞼が腫れやすい傾向があります。水をため込むんですね。なかなか涙を流す機会のない気丈なタイプです。本当に悲しい時や辛い時に涙を流すことはできず、この人たちは会話の途中に笑ったりすると涙が出てくるのです。映画を見たりクラシック音楽を聴くと涙を流すのです。考えなければならない(勉強など)で頭を使うと片頭痛が生じます。


Puls.ポースティーラ・・・朝起きた時に瞼に目やにが付いているような人です。子どもが風邪をひいたときに随伴する目のトラブルには大変有効です。眼瞼炎のレメディでもあります。


Sulph.ソーファー・・・焼けるような痛みを伴います。目の中にゴミが入ったようなゴロゴロした感じがあり、夏などの熱い天候で悪化します。