近視はなぜ危険なのか

こんにちは、保健師ホメオパスの末田みき子です。

今日は視力についてのお話。

慶応義塾大学で教鞭を振るっている眼科医の坪田一男Drをご存じの方もいることでしょう。

このお医者さんは「ご機嫌」をテーマに健康に関する様々な情報発信をしておられます。

わたしは看護師時代に眼科の入院病棟に勤務していた時期もあって、眼科領域の目覚ましい治療改革には驚かざるを得ません。

まさに日進月歩、、、だって私が若かりし頃は白内障の日帰り手術は行われていませんでした。

病状によっては全身麻酔で白内障の手術をすることだってありましたし、緑内障の手術後には患部の安静のために伏臥位(うつ伏せ)が必須体位とされていました。



さて、日本に限らず世界中でどんどん増加している「近視」。

とくに東アジアでは近視は急増しています。

たしかに、周りを見渡すとメガネをかけている人の多いこと・・・(私は老眼鏡ですが^^)

中でも近視の進行は6歳~12歳にドドドーと顕著に強まるんだそうです。

ちょうどお勉強を一生懸命始める時期だったり、マンガやYou tubeなどのネットにうんと夢中になるスタートの時期ですよね。


近視は失明の原因の第4位にランクインしているのをご存じでしょうか。

なんと2050年には世界の国々の半分近くが近視になる可能性が報告されています。

近視がどんどん進行するとほかの眼科障害を引き起こし失明に至る場合もあります。

近視の人は瞳ががウルウル 見えて美人に見えるよねー、、、、なんて言ってられません。

視力を失うということは、やがて日常生活が自立できなくなる可能性があるということです。


でも今さらスマホを手放そう、とかNetflixを卒業しようなどと思うのはやめましょう。ムリー

かつてテレビが家庭に浸透した際に「子どもたちが馬鹿になる」「知能指数が下がる」などとさんざん言われました。

が、今やVR(バーチャルリアリティ)ですもの。時代の流れにあらがうことはできません。5Gは心配ですけれどね…


あるラジオの講話で坪田一男Drが、フィンランドだったか、シンガポールだったかで屋外活動をしている子供は近視が少ないという研究を報告してくれました。外でよく遊ぶ子のほうが室内遊びの子どもよりも視力が良い、というのです。

このこと自体は想像できる領域ですよね。

この理由として、いわゆる「遠くを眺めるからでしょう」という理由ではないことが面白い。

つまり、遠近の問題ではなく太陽光を浴びると視力回復に役立つというのです。

外で体を動かす活動をする必要はなく、とにかく太陽光を浴びること。

なんでも、太陽光に含まれる「バイオレット・ライト」といわれる光に秘密があるそうです。


このバイオレットライトが近視進行を抑えることが分かってきました。




バイオレットライトとは


太陽光を分解すると7色の光になることは虹が7色あることから既知のことですよね。

バイオレット・ライトは、その紫色の部分のことです。可視光線のうち波長の長いものが赤、短いものが紫ですが、バイオレットと名がつくけれども紫外線とは異なります。

(紫よりも短い波長のものを紫外線と言います)




1日2時間のバイオレット・ライトが有効


研究によると、太陽光の中にバイオレットライトはたくさん含まれているわけですが、1日2時間、太陽を浴びる子どもたちが私たちの中にどれほどいるでしょうか?

うちの子どもたちの通学路は片道2.3キロ。中学校になると自転車通学になるので、徒歩通学ギリギリの距離を毎日歩いています。

といっても子どもの足で約30分なので、往復でもせいぜい1時間です。

ま、寄り道して1時間ほど歩くこともあるそうですが(遅刻の経験あり)、ほとんどの場合2時間も日光にさらされるというのは現代生活ではよほど意識しない限り(&時間がある人でない限り)難しいことなのです。

室内にいても窓を開けて日差しが入るのであればバイオレットライトは降り注ぎます。

でも、締め切った室内ではバイオレットライトは照射されません。


戸外活動で2時間は難しい、ならば室内でバイオレットライトを浴びることはできないか・・・

これに目を付けたのは坪田Drとメガネ屋のJINS。

バイオレットLED搭載の近視進行抑制メガネを 医療機器として開発。

現在、近視のお子さんに治験を行っています。

2022年には商品化(特許取得済:特許第6085722号、第6175210号)を目指しているとのこと。


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慶應義塾大学発ベンチャーと「バイオレットライト」共同プロジェクトを開始 | メガネのJINS - 眼鏡・めがね


(記事転載)


文部科学省による2017年度学校保健統計(※5)の結果では、国内の小中学生における裸眼視力1.0未満の割合が過去最高となるなど、近年、視力の低下傾向が顕著になっています。こうした問題を解決する鍵として近年注目されているのが「バイオレットライト」です。バイオレットライトは、太陽光に含まれる、ブルーライトよりさらに短い波長360〜400nmの領域の紫色の光です。慶應義塾大学によるヒヨコを用いた基礎研究と、ヒトの臨床研究の両面からの検証により、バイオレットライトは近視の原因である眼軸長の延伸を抑える遺伝子「EGR1(イージーアールワン)」に働きかけ、近視進行を抑制する効果があるとする研究成果が報告されています (※6)。

しかし屋内環境において、窓など現在一般に普及しているUVカット機能を備えたガラスはバイオレットライトが透過しないものがほとんどです。上記の研究成果によれば、屋内活動が中心になりつつある現代社会では、バイオレットライトを浴びる時間が減り、近視進行の危険性が増していることになります。


(転載終了)


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ブルーライト・カットは時代遅れ


もはやブルーライト・カットメガネだけでは足りないようです。

そもそもブルーライトは網膜を痛めるリスクが叫ばれていますよね。

義務教育へのICT導入で一人一台タブレットとなりました。ますます子どもたちの近視は進行することでしょう。


先日、小学生のわが子の学校でもオンラインで模擬授業が実施されました。

タブレットに向き合う様子を見ていて「やばいなー」と思ったのがその画面凝視。

今や宿題提出もタブレット端末からです。説いた問題数だけメダルがもらえるという犬の調教のような古い方法でね。

そもそもテレビやゲームに慣れていないわが子は、タブレットが新鮮でそれに向かう時間が長くて長くて…。

よほど面白いのでしょう。驚異の集中力で「おかーさん、メダル1200個たまった!」などと言います。

バイオレット・ライトはまだ販売されていませんので、早々にブルーライトカットのメガネをそれぞれに買い与え、タブレット授業での使用許可を学校に求めました。


ブルーライトカットのメガネ

すると数日後に学校から許可できない、との返答が。アレレ

その理由が、「ブルーライトカットの問題は重々承知しているが、経済格差でメガネを買うことができない家庭もあるので平等さに欠ける。関係機関で協議をすすめていくので校内での個人使用は、今は認められない」、というもの。


あまりにも納得できない説明で食い下がりましたが、今後教育委員会と審議をしていくという一点ばり。

コロナの感染流行から2年も経過しているにもかかわらず、オンライン導入が先走り子どもたちが使用する上での健康保護が全くもって欠如した状態でGOされているとしか思えません。


ブルーライトカットでこれなんだから、バイレットライトなんていつのことになるでしょう??



野放しタブレット導入、、、文科省のだれがどういう形で決めているのかわかりませんが、だれも先の見通しをたてることができていません。

子どもの健康を管理する側の責任の所在もまったくわからず

教師に聞いても、教育委員会が…。

教育委員会にきいても文科省が…。

きっと文科省にきいてもデジタル庁が、デジタル大臣がというのでしょう。


このわかりにくい構造、これは新型コロナと似ています。

外出自粛、飲食の禁止、屋外でもマスク着用(アベノマスク配布の効果)、解放空間でもソーシャルディスタンシング、学校の臨時休校、ワクチン接種。

すべてのPDCAサイクル(plan - do - check - act )は誰がどのように評価しているんだろ???ギモンギモンギモン



いずれにせよ、便利な道具を賢く利用するために日ごろから健康情報を積極的に収集していないと「もっと早く知ってお行けばよかった」という類の後悔を減らすことができそうですね。

知りすぎるのも怖いけど、知らなかった…も怖い。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました。



参考記事:28_tsubotalab.pdf (keio.ac.jp)



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