抗がん剤のリスク

70代の老夫婦。

ご主人が膀胱がんの手術をしました。

ホメオパシーの健康相談で、術前術後のフォローをしています。

出血や痛み、麻酔の副作用などのフォローアップをレメディによって行います。

沢山の薬物が入りますので、排せつ系の臓器のレメディもお送りします。


このお客さまは、40代からの高血圧の既往歴があり、心疾患も患って心臓手術も何度となく行っている方。

一筋縄で手術が終了するか、それが一番の心配事でした。

年齢的には老年期に入りますが、まだ現役で働いておられ快活です。


手術そのものは全身麻酔で約1時間。順調に終了しました。

ご報告を受けてほっとします。

術直後のレメディは、奥様にお願いしてベッドサイドで複数回摂取していただきました。

全身麻酔の手術の場合、付き添いのご家族のご協力がどうしても必要になります。

(患者さまの意識がはっきりしてきたら、自分でレメディを取ることは可能となります)




抗がん剤注入後の激痛


しかし、手術翌日に主治医が臓器内に抗がん剤を注入した数時間後から激痛が走り、

至急の精密検査をした結果、臓器に穴が開いてしまったことが判明しました。


「抗がん剤の注入が早すぎました」

と主治医から謝罪があったそうです。

お電話で奥様が、「よくあることだから大丈夫、と医者に言われた」と。

穴は1週間経てど小さくなる傾向はないようです。




私も同じ年齢の両親を持つ身ですから、一人の人間として心が痛みます。

ホメオパスとして、治癒の促進をめざしたレメディをスタートしてもらいました。


まだ血尿が続くためバルンカテーテル(尿管)を留置しています。

造影検査やCTなど、経過観察に必要な検査が行われるなかで、

穴が塞がるのは約1か月かかると説明されたそうです。

ご本人も奥様も予定以上の入院の長期化に不安を募らせています。





出遅れている日本のコンコーダンス



ステージ1のガンに抗がん剤の注入。

看護師は「ま、手術で切った後に抗がん剤を使うのは基本ですからね」と言ったそうです。

抗凝固剤を長期にわたり内服している患者への個別性は、どのように配慮されたのでしょうか?

その部分こそが、インフォームド・コンセント(十分な説明と同意)であり、

コンコーダンス(意見の一致・調和)です。


悲しいかな、日本では、患者よりも医者のほうが優位ポジションにいることは既成事実。

「患者中心」とは、原則として患者に決定権を与える治療を指します。


がんといえば、手術や化学療法、放射線の3大治療ですが、

それ以外の統合医療を目指す、あるいはその情報提供ができるお医者さんを探しましょう。


この70代のご夫婦も、今回の治療に当たっては同意書、6枚以上にサインしたそうですが、

その内容を把握なさっているとは到底思えませんでした。

きっと、その中に術後の抗がん剤注入についての説明があったかと思われますが

それについて患者がしっかり理解できていないな、というのが率直な感想です。


よく考えて、よく考えて、本当によく考えて選択せねばなりません。


空いてしまった穴が早く閉創することを祈るばかりです。

早く笑顔のご夫婦に再開できますように・・・・




記事とは無関係、相談室の玄関に咲く花々~