
心のケアで万病の予防を
医療AIの熱心な研究が行われています。
これはとても喜ばしいこと。
インフルエンザの診断に、鼻に綿棒を突っ込まなくてすむようになるかもしれません。
(大人でさえ苦痛があるのだから、子どもは苦痛と恐怖におののきます)
名医とヤブの格差がなくなるかもしれません。
ではこれからの時代、医師にもっとも求められるものは何だろうか?
そう考えると、やっぱり「心のケアの匠」としての医師の存在を願います。
病気になれば誰だって不安になります。気持ちが落ち込みます。
命を授かれば、避けて通れないのは死です。
すべての精神患者さんは愛の問題を抱えています。
これはAIで解決するのは難しい。
患者さんの身になって思いやる、思いやりのある医療が大事なはず。
難病を抱え死に逝く子どもの親に、どう声を掛けたらいいのか。
視力を失った人や、腕を切断した人に何と言ったらいいのか。
激しい失念に打ちひしがれている人に、どう関わるべきか。
・・・考えることはたくさんあって、
酵素の名前や薬品の名前なんて本に書いてあるわけで。(それこそAIが教えてくれるはず)
時間をかけて覚える重要性があるんだろうかと思うのです。
もちろん私は医師ではありません。
でも、ひとりひとりのクライアントさんに自分がどうしたか、を大事にしながら今日も関わらせていただきます。
