展開の早い新型コロナを侮らないで!

最終更新: 8月16日

COVID19(新型コロナ)は大半の人は軽症です。しかしながらまれに重症の方がいて、その方が想像以上に展開の早い呼吸困難に陥るということを、ケースを通してお伝えします。ネットにも患者体験談が載っていますが、みなさん似たような展開です。

ぜひ頭の片隅に入れていただきたい内容です。

また、早期発見のために何が必要か、これもお知らせします。




あっという間の重症化


東京に住む60代後半の男性。空咳が続くということで体調不良に気づきます。ネット環境のない生活なので県外に住む親せきにPCR検査ができる受診先を探してもらい受診。

すぐに大きな病院に紹介、となりました。

PCRの結果が出るまでに約1週間かかるとのことで自宅で様子を見ていましたが、呼吸苦が急速に悪化し某大学病院へ緊急入院。

一時は人工心肺(ECMO)を装着する懸念もありましたが、人工呼吸器装着で集中治療室に入院加療されています。

この方、糖尿病や心血管疾患といった基礎疾患はありません。

週2回くらい通っている飲食店が感染経路ではないかとされています。

一日も早い回復を祈るばかりです。


★ ★ ★


福岡に住む30代の男性。日ごろからジムで身体を鍛えているこの男性は、階段を上るときの軽い息切れで異変に気付きました。よく言われている味覚の喪失や嗅覚異常、高熱などはありません。受診して即入院となりましたが、入院後3日間くらいするとほとんど記憶にないとのこと。大学病院に緊急転院となり、気づいたらECMOを装着していたという感じです。

急激に呼吸機能が低下し、意識がもうろうとするなかで「目覚めたら命があったと思ってください」、のニュアンスの説明を医療者から受けています。

約1週間ほどECMO治療をし無事に回復なさいました。






インフルより軽症?


SNS上では様々な情報が行きかいますが、重症化した人を目の当たりにした方の投稿はご覧になったとがあるでしょうか?

情報発信者はCOVID19患者とは無縁な環境にいる方々かもしれないということを念頭に置きながら、情報を分析していただきたいと思います。

隔離病棟に勤務している医療スタッフは軽口を言うことはありません。

なぜなら、前例のような重症化への展開の速さを知っているからです。

皆さんがご存じのように重症例は多くはありません。

しかし、インフルエンザによる肺炎や誤嚥性肺炎などの肺炎がたどる死への経過とCOVID19の肺炎の経過は明らかに異なります。

一瞬にして死を迎える可能性のある恐ろしさがCOVID19にはあります。





私たちは何を目安にすべきか?


どこへ行くにも体温計測が必要となっている現在ですが、前述のように初期徴候は熱発とは限らないことがお判りいただけたと思います。

しかし、重症化する多くの人がたどるケースは「息苦しさ」です。

つまり、呼吸状態を計測できるものが役立つということ。

ご家庭で用意するならば、パルスオキシメーター。



当相談室では状況に応じて酸素飽和度を測定します


基準値は96%以上ですが、呼吸状態の悪化の目安は93%を下回る場合。

ちょっと風邪?と思うなら体温計よりもまず血中酸素飽和度をパルスオキシメーターを用いて計測します。

93%を下回るならば早急に受診が必要です。


ぜひ、このことを心得て早期発見早期治療をしましょう。







最後に


統合医療の中では、ホメオパシー療法も補完医療に位置付けられております。

不安がある方は併せて健康相談のご利用をご検討いただけます。





NHK特設サイト:新型コロナウィルス




43回の閲覧