学校でもフリースクールでもいいんじゃ?

健康相談のクライアントさんから、日々さまざまな学びをしています。

1歳のお子さんの首の後ろの湿疹で相談中のNさん。

Nさんはご夫婦で学校の先生で、ママ自身は育休中。20年以上のベテラン教員です。

さて、そのママ、上のお兄ちゃんの保育園探しもあって、あちこちの園の見学に行かれています。

将来的にはフリースクールにも興味があるようで、熊本市内のとあるフリースクールに遊びに行きました。


画像はイメージ、子ども主体のフリースクールです

異年齢の子どもたちが「今日、何する?」という話し合いからスタート。

「じゃ、動物園に行かない?」

「開いてるの?」

「だれか確認したら?」

「誰が電話する??」

じゃんけんぽんーー

で、負けた子の顔が一気に暗くなります。

そうこうしているうちに泣き出し、その後はずっと下を見たままダンマリ。

周りの子どもたちがいくら声をかけてもこの状況が続きます。

やがて、子どもたちからはため息が漏れ…

「どうする、代わりに他の人が電話する?」

の声で一気に空気感が変わりそうになったのですが

「ちょっと…、負けたんだからやっぱり〇〇が電話したほうが良くない?そうやって泣けば誰かが代わりにやってくれる、っていうのは良くないと思う」

また、話し合いが続きます。

「〇〇、とりあえず顔あげようよ」


大人からすれば「面倒くさい」時間がどんどん流れていきます。

30分以上こうやって話し合っている子どもたち。

でも、最後には〇〇ちゃんは顔を上げました。

時間的にもその後の流れまで見届けることはできなかったけれど、きっと〇〇ちゃんが電話するという方向いなったのだと思う、とクライアントさんはその一部始終を話してくれます。


そして、クライアントのNAさんは次のように話してくれました。



クライアントさんから学ぶ 集団で過ごすことの大切さ


「学校とか、こういうフリースクールで子どもたち同士で過ごすのって大事。学校が一番ってわけでもない。勉強なんか、インターネットでいくらでもできるし。コロナでみんなわかったじゃないですか」

「勉強するために学校があるんじゃなくて、今回のような”面倒くさいことを経験する場”として子どもたちが集うことが大事なんですよね」

「だから、クラスでも授業がすすまなくたって、もし大事なことを話し合わなくちゃいけない場面になったら、徹底的に話をさせることが大事だと思いました」



勉強さえ出来ていれば何もしなくていい、という考えもあります。

学校では良い成績さえ取っていれば行事活動は参加しなくてもいい、クラス内のトラブルで授業がすすまないなんて言語道断!これだから困るのよね、塾に通わせないと…という考えもあります。


今回クライアントさんが教えてくれたのは、学業は個人でも学ぶことができるけれど、集団でしか学べないものがあって、それは生きるチカラをつけるうえでとても大事な学びである、ということ。

勉強がいちばん大事なんじゃなくて、人間同士でぶつかり合って話し合いで解決すること、それは大人にとってはとても面倒くさいことだけど、その面倒くさいことを経験するために子どもたち同士で集える場づくりが必要だということ。

別に学校という場所にこだわらなくったって、いい。


今、学校に行けない子どもたちがたくさんいます。

少なくとも30人学級に1~2名。

お母さんは心配して「学校に行きなさい」とやかましくいうけれど、どうしても行けないのです。

でも、そんな子どもたちのためにフリースクールという居場所があります。

その選択肢を教員たちがもっと子どもたちや親に情報提供してもいいのではないか、

学校がいちばんではなくて、その子にとってのベストはフリースクールなのかもしれないのです。

少人数のほうが安堵する子どももいます。

時間の進み方も一人ひとり異なります。


学校は勉強するために存在しているのではなくて、「学校は面倒くさいことを経験する場」であり、そのために存在している。



クライアントさんの話は私の心に響きます。

お話を聞きながら二人で大盛りあがりです。

毎回、さまざまなクライアントさんから多くの学びをいただきます。

ときに一緒に涙することもあります。


本当にありがとうございます。


#フリースクール

#不登校

#登校拒否

#学校教育






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