
妻の難病と猛烈な片頭痛、梶原しげる氏の本を読んで

これはまだ出版して1週間という新刊本です。
ラジオのゲスト出演の際にこの本の紹介を聞き、これはと思い購入しました。
注文翌日には手に入る迅速さ。宅配業者さんに感謝です♪
1時間足らずでさぁーっと読了できる本ですが、夫婦関係を今一度見つめなおしたいと思っている私にとってはご縁ある本でした。
もちろん、本の題名の「妻」を「夫」に変換して読み進めます^^
妻の難病と向き合い、心理学を学ぶために50代になって大学院に通った梶原しげるさんの手記というか、回顧文というか、反省文というか…。
わたしよりも一足先を行く先輩夫婦。
私はどう向き合うか、このままでいいのか。
「人生の後半、今が第二のハネムーン」と彼が言うように、お互いの関係を見つめなおせば余生を楽しくすごすことができる(と思いたいけどね…)
自己啓発系の本ではなく梶原さんの経験談なので、興味津々で読めるしリアルで生活じみてて面白かったです。
さて、
いつものことですが、読んでいて次のような健康に関する部分にはホメオパスとして非常に敏感になります。
鼻がひくひく、なんのレメディが合うかな?と思いめぐらしてしまう職業病。
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毎日目が回るくらい仕事が忙しかった40代の梶原さん。
あるとき仕事が終わって部屋に入って一人になると、
突然目の前にギラギラっと怪しく光る銀色っぽい何かが見え始め、
次の瞬間、頭が割れんばかりの猛烈な頭痛が始まる。
なんだ、と思う間もなく頭痛に加え吐き気がこみ上げ、寒気が全身を襲う。
「頭が痛くて寒気がして吐き気もある」
マネージャーに言うと、風邪薬の葛根湯を持ってきたと。
その薬をひとまず飲んで救急車で病院搬送されるころには頭痛が落ち着いて。
脳の検査でも異常は見つからず。
その後、たびたび同じ片頭痛に悩まされ、
銀色のパラパラが出たと思ったら頭に激痛が走る。
そして鎮痛剤を飲んでやり過ごす。
そんな状況がしばらく続いたんだそうです。
明らかな原因は不明で、激務を重ね心身に無理がきていたのではないかと本人は推測しています。
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頭痛と同時に視界がかすんで見えなくなる、吐き気を伴う(場合によっては嘔吐する)という猛烈な頭痛に悩むクライアントさん、
ただならぬ痛みに、脳の重大な病気と慌てることもしばしばですが、猛烈な片頭痛というのは珍しくなく、過去にも健康相談にいらし手解決した方がちらほら。
ある方はBellが、別の方はCoccがとてもヒットしました。
あ、奥様と同行されたご主人にGlonをお持ち帰りいただいて楽になったケースもあったな。
さて、梶原さんの片頭痛のレメディは何がいいでしょうか?

先日亡くなられたRobin MurphyのMETA REPERTORYから、
Vision,smoky(foggy)の項には
候補レメディとしてChinチャイナ、 Gelsジェルセミュームがあります。
そして同氏のNature's Materia MedicaのGelsemium sempervirens(ジェルセミューム:イエロージャスミン)を調べると、
Head(頭部)の項目に
・突然視力が低下したり、物が二重に見える
・後頭部を縄で締め付けられるような頭痛
・精神的感情から招く頭痛
・患者は苦痛を逃れるために頭を高くして横になる
Gelsは震えの代表レメディですね。インフルエンザでガタガタと悪寒が走り高熱が出る、あのレメディです。
また、ワーカホリックの代名詞であるNux-vナックスボミカと同じファミリーに属しています。
精神的には、悪い知らせや感情的な動揺で悪化し、落ち込んでいるが泣くに泣けないレメディでもあります。
以上のことから、私がまずお出しするならこのGelsレメディかなと思います。
こんな妄想何になるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
私にとっては頭の体操、訓練の一つ^^