
妊娠したらインフルエンザの予防接種を打とう・・・?
「妊婦さんはインフルエンザのワクチンを打ちましょう」
このメッセージは、海外の医療者向けの学習サイトで行われている教育です。
前提として、まずこのサイトの運営は、グラクソスミスクラインが後援。
グラクソ・スミスクライン株式会社といえば、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、ワクチンを含む巨大な製薬会社です。
とくに、子宮頸がんワクチンで多大な副作用を多くの女性に与えたことで有名ですよねん。
私が受講した学習サイトの中では、患者と医師の対話を映像で再現しながら、妊娠中の女性はとくにインフルエンザのワクチンを打つようにすすめていました。


医師がインフルワクチンを勧める理由
ワクチンを勧める理由として次の4項目を挙げ、妊娠が確定したら、いつのタイミングでもワクチンを接種することができると説明しています。
1. 妊娠により、母体の炎症反応が強くなるので、インフルにかかるとより重篤化する
2. 妊娠中は、心拍出量や酸素消費量が増加し、心臓や肺に負担がかかるので呼吸器系の感染症が重症化しやすい
3. インフルにかかって重症化すると、赤ちゃんが早産になったり低出生体重児になったりする
4. 妊婦が打つことで、母体経由で胎児に抗体が移行し、とくに生後6か月の赤ちゃんのインフル感染を予防できる
だから接種を積極的に勧めましょう、という話に続きます。
一般大衆は妊娠中のインフル感染に対する危険性への認識が少ない。だからリーフレットをつかって積極的に妊婦に啓蒙しましょう。
という内容で、いかにワクチンを打ってもらうか「戦略」という言葉を用いていたのが印象的でした。
たしかに妊婦さんは感染症のリスクも高まるだろうし、ひとたび病気になるとクスリの選択も限られます。
この教育サイトはインフルエンザワクチンの副作用については、1ミリも触れていないのが非常に残念なことです。
ワクチンには必ず副作用の危険性があります。
偏った情報を真実として鵜呑みにすることは、できません。
医師と妊婦のやりとりの中で、
医師:「ま、これはあなたの選択ですが」
と言っているからこそ、どこまでいっても自由選択で自己責任です。
だからこそ学びましょう!