
事実:英国では健康な子どものワクチン接種は推奨していません
保健師ホメオパスの末田みき子です。
今日は、英国の子どもへのワクチン事情について。
日本で新型コロナワクチンの接種についてさまざま話し合っているのは厚生労働省ですね。
とくに、ワクチンの接種順位や有効性・安全性等について「新型コロナウイルス感染症対策分科会」や、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会」等が議論しています。
では英国はというと、The Joint committee on Vaccination and Immunisation:JCVIがあります。
これは、予防接種に関する合同委員会でワクチン関連についてアドバイスする機関。
英国のトップニュースでは、そのJCVIが、健康な12歳から15歳の子供達へのワクチン接種を奨励しないとしたことが伝えられています。

英国には、この年齢層の子ども達が訳300万人いるそうですが、中でも強度の神経障害、免疫不全疾患、ダウン症、そしてが先のような障害や疾患を持つ大人と同居している15万人の子ども達は、すでにワクチン接種が認められてます。
それに加えて、その他のCovid-19感染が致命的となる疾患を持つ20万人の子ども達もワクチン接種ができることとなっています。
残る250万人以上の子どもたちには、新型コロナワクチン接種は推奨されていません。
なぜでしょう??
英国JCVIが健康な子ども達へのワクチン接種を奨励しなかったのは、
ファイザー社とビオンテック社とモデルナ社のワクチンで、極めて稀ながら副反応で心筋炎等の心臓の炎症を発症するケースがあるためとのこと。
そして、この年齢の子供達がCovid-19で重症化することも稀であることから、
JCVIはこれらのリスクとのバランスを考慮して、ワクチン接種を健康の観点からは奨励しないと発表しました。
もちろん、今後の変異株出現などによる感染状況によっては、この発表は覆される可能性もあります。
しかし、子どもが接種することで心筋炎などの心疾患を発症するリスクが大人よりも高いという事実だけは忘れないでください。
ファイザーもモデルナも、どちらも日本で接種されている製造メーカーです。
接種の決定権を持つご両親はくれぐれもこの点を熟考してご決断下さい。
子どもの被害が最小限になりますように…。