
ホメオパス逮捕の理由
2021年7月14日、カリフォルニア州のホメオパス(ホメオパシー療法士)が逮捕されたそうです。
その理由は、ワクチン接種履歴(Covid Vaccine Record)を偽造していたからだそうで。
また、このホメオパスは「新型コロナ感染にホメオパシー的予防を用いると生涯免疫が得られる」と言っていたことも分かっています。
国境を超えているとはいえ同業者の逮捕、、、、
これは悲しい現実ですが接種歴の偽造は明らかにバツです。
そして、ホメオパシー的予防に関する誤った情報も、周囲に大きな誤解を招く軽率な行為でしょう。
これも非常に残念なこと。
記事をお読みのみなさんの中にも、ホメオパシーを使うとコロナに感染しないとか、
ホメオパシー的予防法を使うとコロナの抗体がつくなどと思っている?
それは間違いですよね。
ホメオパシー的予防で生涯免疫が得られるわけじゃない。
麻しんやおたふく風邪などの生涯免疫(終生免疫)は、その疾患にかかることによって得られるものであり、ホメオパシーで得られるものではありません。

そもそもレメディはワクチンの代用にもなりません。
ワクチンは人間の抗原抗体反応を利用するので、人体が「毒」と感知する物質をあえて投入してあります。
対して、レメディは物質がない(薄めてある)わけですから、レメディそのものが物質的な作用をするのではありません。
つまり、レメディをとっても病気にかかる時にはかかります。
だから、防げるとか、回避できるという「予防」はありえません。
ホメオパシー的予防とは、レメディを摂取することで自然治癒力に「備え」を与える。
こんなニュアンスです。
ん?わかりにくいでしょうか。
そもそも、レメディには物質が存在していないので、このように言葉を曖昧なままにしておくほかにお伝えするすべがないのです。
だから、どこまでいっても
「おまもり」みたいな。
「波動」みたいな。
「自然治癒力を揺り動かすと思われる」みたいな。
断定できる表現を使うことができない曖昧なもの、それがホメオパシーです。
物質的観点から言えば、ただの砂糖粒であり、ただの液体なのです。
自分で書きながら笑いが込みあげてきます~^^
ホメオパシーそのものがなにか劇的なミラクルを起こすのではありません。
ホメオパシーは「自衛」です。
ホメオパス逮捕、のニュースは
あらためて私が立っている足元をしっかり見つめる良い機会になります。
今日も健康相談、尽力いたします!