ホメオパスのレメディの選び方

みなさんがお使いになるホメオパシーキット(たいてい36~42種類のレメディが入っています)は、主に日常生活で起こりやすいトラブルに対応しています。

これは、誰もがみな共通した症状を呈することが特徴。


たとえば、


  1. 包丁で手を切ったら血が出ます

  2. つまづいて足首をひねったら痛みと腫れが生じます

  3. くしゃみと鼻水の風邪がでます

  4. 生理になると下腹部が痛くなります


こういった症状は、一般的な症状なのでレメディが選びやすいわけです。

上記の症状に対応するレメディは次の通りですよね。


  1. 出血のレメディ:Arn アーニカ

  2. 捻挫のレメディ:Ruta ルータ

  3. 鼻風邪のレメディ:Nat-m ナットミュア

  4. 月経痛のレメディ:Bell ベラドーナ




★ホメオパスの慢性病レメディの選び方



では、ホメオパスは健康相談で何を大事な情報として把握するのか?

1時間近くお客様と話をしながら、その方の症状の特徴を深堀りします。


たとえば、


  1. いつも鉛筆のような細長い便しかでない

  2. 月経の前になると急にやる気が高まり、がむしゃらに仕事をやりすぎてしまう

  3. 夜になると決まってひざが冷える

  4. まるで肛門が開いているように感じる

  5. 腰部に感じる痛みは、たいてい背骨から頭に向かっていて、とくに排便中には背中から頭を反らすような姿勢だと出しやすい

  6. 痛みは太陽が昇るとともにはじまり、日中が最高潮で日没とともに楽になる

  7. 活気がなく冷えており、温めても悪化する

  8. 月曜日になると頭痛が起こる

  9. 下痢と便秘が交互に生じる

  10. インフルエンザの予防接種を打ってからというもの、体のだるさを著しく感じる

  11. 月経がないとその代わりに鼻血が出る

  12. 勃起もしてないのに性的欲求が高まる



これはつまり、


  1. 消化された排せつ物の特徴

  2. 月経前、という特定の現象に対するお決まりの状態

  3. 局所に対する症状

  4. その人が感じる独特な感覚

  5. その人に特徴的な共通する症状

  6. ある種の事象によって生じる症状

  7. 世間の一般的な症状とは異なる逆の症状

  8. 症状の周期性

  9. 交互に現れる症状

  10. 症状がある順序に従っている場合

  11. 本来あるべきものがないためにその代償として生じる症状

  12. 一般的でない順序の場合





慢性病の場合はその経過に個別性があるため、「頭痛」という問題一つに焦点を当てても、その症状はお一人お一人異なります。





★わたしのケース




以前、被害妄想という精神のお悩みでお越しになられた60代の女性がいました。

その方は、ご近所から光線を当てられている、ご近所が私を監視しているというのが訴えで、窓を開けてはご近所に叫んだり、警察を呼んだり。症状がどんどん進行していくと同居のご家族までグルではないかと一層疑うようになり、困り果てたご家族がホメオパシーの健康相談を申し込まれました。


ご家族とともにお越しになられたその女性は、もちろん病識がありませんので私に対してとても猜疑心を持たれていました。

看護師として様々な健康状態の患者さまに接している経験も役立ち、その方の心をほぐすのはそう難しくなく、ご本人と二人で面談もできしっかり情報収集することが可能でした。


ご家族に席を外していただいてお話を進める中でとても印象に残ったのは、彼女が常に指を動かしていたということ。服をつまんでみたり指先の皮を剥いてみたり。


ホメオパスならお判りだと思いますが、最有力の候補レメディはHyosハイオシマスです。

病識がないのでレメディを取っていただくのには知恵が必要でしたが、ご本人から継続摂取への了承も得られました。


あれから半年以上経過していますが、今も被害妄想もなく週に数回ほどデイサービスに通いながらご家族と穏やかな毎日を送っておられます。




みなさんがキットでレメディの選ぶ方法とは全く異なる手法でホメオパスはレメディを選定するということがご理解いただけたと思います。

私は健康相談の中で「丁寧に問診をすること」、これをとても大事にしています。


さぁ、今日も頑張るぞぉ~!!



78回の閲覧