
ホメオパシー療法についての対立意見
ホメオパシー医(ホメオパス)について、海外では2つの対極の意見があります。
ひとつは、ホメオパスは現代医学の医師でなければならないという意見。 もうひとつは、現代医学の医師(開業医)はホメオパシー療法を扱ってはいけないという意見。

日本で開業している医師ホメオパスはもちろん、前者の意見です。
私もある意味においては、適切な医学教育を受ける必要性を感じています。
しかし、医師ホメオパスが大半を占めるインドなどでは後者の意見も少なくありません。
その理由としては、インド政府が医学教育にAYUSH(Ayurveda, Unani, Siddhi and Homeopathy)の大学コースを設けたことについての賛否両論があります。
つまり、医学部にAYUSHのコースができたことで、これら「世界の4大伝統療法」が現代医学のフィルターを通して学ばれ、その結果、専門的なスキルの取得が貧弱になったこと。そして何より、従来医学を学んだがゆえに、現代医薬を安易に処方してしまうようになったこと。この2点があるようです。
日本に限らず、クスリで儲ける構造は世界に共通しているようで、開業医を増やせば増やすほど製薬企業の懐はあたたまるわけで、これを回避するためにはわたしたち消費者が賢くなるしか道はなさそうですね~。