
ステロイド剤に限界を感じたら
皮膚病の万能薬として頻繁に処方されているステロイド軟こう。
日本人で知らない人はいないと思われる身近な塗り薬ですが、使いすぎるとどうなるのか?
あるお客さまが次のように言われました。
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30歳を過ぎて、顔に湿疹ができました。病院に行ったところ医師から副腎皮質ホルモン(ステロイド)剤が処方されました。処方された1本を使い切っても湿疹は改善しないので、スーパーの薬局に売っている市販のステロイド剤を購入して塗り続けました。
湿疹は時間の経過とともになくなりました。もうステロイドは使っていません。
数年たって会社の健診で血液検査に引っ掛かりました。
血中のカルシウムがとても低くなっていたのです。
骨粗しょう症の検査を勧められ骨密度を測定しました。骨がスカスカのおじいさんの状態だと言われました。
結果、私はカルシウム剤とビタミンDをずっと飲み続けなさいと言われています。
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骨粗しょう症はステロイド剤の代表的な副作用の一つです。
「ステロイド性骨粗しょう症」という診断名があるくらいです。
長年、アトピー性皮膚炎でステロイドを使っている方が、くしゃみをしただけで肋骨骨折を引き起こしたとか、トレッキングで疲労骨折・・・なんてことも珍しくありませんよね。
長期ステロイド治療を受けている患者の30~50%に骨折が起こるとの報告
ステロイドは骨粗しょう症を引き起こす
そもそも副腎皮質ホルモンは抗炎症剤として体内で生成されるホルモンなので、薬剤としてのステロイド剤は、それを化学的に合成し使用することで体の炎症を素早く鎮めようとするものです。
とくに軟膏は血中に吸収されやすく即効性があります。
「ステロイドを塗るとすぐに湿疹が消えた」という経験をした方もいるでしょう。
しかし、副作用にも注意せねばなりません。
ステロイド剤の長期投与は、新しく骨折を作る機能を弱めてしまうのです。
ステロイド薬は骨を作る細胞の働きを弱め、骨を吸収する細胞の働きを強めて骨を弱くする
腸や腎臓でのカルシウムの吸収が低下する
ステロイド薬は骨の量と質の両方が低下する
お客さまがカルシウム剤だけでなく、ビタミンDも服用しているのはなぜかというと、ビタミンDは骨を作る材料として必要だからです。
そもそも甲状腺には太陽光などからビタミンDを生成する機能がありますが、ステロイド剤の長期使用により甲状腺にダメージを与え、ビタミンDの生成が著しく低下してしまうので、骨の形成にダブルパンチとなってしまいます。
だから、いくらカルシウムを摂取しても骨にならないのです。
ホメオパシーで副腎疲労をサポート
長年ステロイドを使っていると、本来の自分の副腎の機能が低下してしまうのでストレスにも弱くなってしまいます。
ちょっとのことで疲れやすくなり、朝起きられなくなり、体がだるかったり思考が鈍くなったり、、、さまざまな訴えが現れます。
ホメオパシーの健康相談ではまず、眠った状態の副腎をシャキッと目覚めさせる(自然治癒力によって)内分泌の滞りを解決するところからアプローチします。
これが円滑になってくるとお客さまは体力や気力に変化を感じ、「元気が出てくる」ようになります。
継続相談では、引き続き長期ステロイドのダメージを解決するために、ステロイド剤のレメディ(希釈振盪しています)を用いてデトックスを図ります。
ステロイド剤にはさまざまな種類がありますが、コーチゾールやプレドニゾロン、ベタメタゾンなどといった種類に応じてお客さまにお渡しするレメディも使い分けます。
ステロイドにモヤモヤ感を抱いているなら、ホメオパシーをお試しになりませんか?
ご予約お待ちしています。
※健康相談ではホメオパシー療法の理解と好転反応に対する理解が不可欠ですのでHPをよくお読みのうえお申し込みください。
