
コロナ患者体験談
あるSNSに公開投稿された症例を端的に整理しました。以前にもこのブログでは何度か書いていますが、新型コロナの徴候は呼吸器症状です。いかに早く呼吸機能低下を把握し対処できるか、がカギであり、ホメオパシー的なアプローチをするにせよ、その他の療法を取り入れるにせよ早期対処が予後に影響を与えます。
セルフケアで対処できるのは、ごく初期の症状のみです。ネットではコロナレメディとしてArsやGels、Bryなどが独り歩きしているように見受けられるときもありますが、次に紹介するようなケース(新型コロナの肺炎症状で入院するような場合はこれが一般的な経過です)においては、セルフケアキットで何とかなると思うのは無謀または無知かと考えます。
あ、そうは言うものの、予防に関してはOscilやCamphが認知されていることは素晴らしいことです♪
もはや市中感染となっている新型コロナですが、人ごみに行ったor濃厚接触云々などという場合は、予防行動としてそういったレメディを取るのは、誰もがセルフケアでできることですし、ホメオパシーで健康管理をする醍醐味ではないでしょうか。
ホメオパス(ホメオパシー療法士)が対応するのは、初期徴候以降の全身状態の問題に対して。
退院後も呼吸リハビリを必要とされる方も、特に高齢者の場合は少なくありません。こういったケースにも当相談室は対応させていただきます。
早期発見のためにも、健康状態把握のためにもパルスオキシメーター(血中酸素飽和度)は一家に一台をお勧めします。
さて、前置きが長くなりましたが、本題のケース紹介です。
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イギリスに住む50代の日本人女性 (2021年1月4日現在)
<初期徴候>
11月下旬から風邪のような体のだるさがありました。起きれないくらいのだるさで以後2週間は寝っぱなしでした。今思うと酸素レベルが下がっていたのかな。
咳は後から出現してきました。
地域でも流行していましたので夫とともに早めにPCR検査に行きました。結果は偽陰性で自宅静養となりました。
とにかくだるくて動けません。トイレに行くのも寝室のすぐ横なのに遠すぎる感じで。階段を1段ずつずり這いのように体をずらしながら降り、さすがにこれは異常時だと感じはじめました。
今思えば、相当呼吸器の状態が悪かったのだと思います。
<治療の副作用>
救急車を呼び、救急隊員が酸素レベルを測りに来てそのままサイレン鳴らして入院。
気力も体力もどん底でした。
病院で再度PCR検査、結果は陽性でした。酸素マスクで8リットルの酸素投与。すぐにステロイドと抗生物質を投与されました。確かトランプも同じ処置でしたよね。
そして例のなんだったか治療薬も投与。新しい治験薬も入れましたが2回目で副作用が出て中止。私の場合、全身が痒くなって、視覚異常(これが面白かった)が現れました。
めちゃくちゃギガギガしたメタリックのデコパージュしたようなCが目の動きと一緒に視界を動き回って一時間ほどで消えました。幻覚だったのかは分かりません。
<退院後の回復状況>
退院後も自宅静養で、寝っぱなしが入院も含めて四週間近くとなりました。とにかく足の力が弱ってしまいました。
退院後の数日間はブレインフォグというか、ぼうっとする感じ。
学習障害のように時計が読みにくくなったり、今まで認識してきたものとは異なった認識が視界から脳に伝わっていくような妙な感じがありましたがもう無くなりました。
これが新型コロナの感染によるものなのか、薬の副作用なのかは分かりません。
今は、肺炎はすっかり良くなって熱やせきも無くなりました。普通の生活にほとんど戻りましたが疲れやすいです。体力が落ちたという実感があります。でも寝込んではいません。
日本で隔離待機中の六十代の男性が亡くなった話を聞きましたが、酸素レベルが下がり始めたら自分で自分の面倒を見て行動するのは難しいと実感してます。私の場合、時間の感覚も失われていましたから。
今回の経験から、指先にはめて酸素レベルを測る機械(パルスオキシメーター)をAmazonで購入。これで自分たちで測って行動できるなと思います。
イギリスの素晴らしい医療システムのお陰で私は治りました。受け入れ先がなかったら私はどうなっていたか・・・。医療崩壊だけは起きて欲しくないです。

以上
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画像のように、病院側から渡された治療報告によると、「何だったか治療薬」と彼女が言っていたのはレムデシビルですね。
これを2回投与した後で薬疹が出たと報告されています。
ステロイドはデキサメタゾンの大量投与。
血液データで炎症反応を現すCRPも25に上昇していたようですね。
発症したら展開の早い新型コロナの肺炎のこのようなケース報告は、早めに見極め、適切なホメオパシーレメディを与えるために、私にとってとても役立つ貴重な情報です。
高山病のレメディをしっかり準備しておくことが必要、と半年以上前にウェビナーで教えてくれたのは、ロビンマーフィー氏。
当相談室としては、しっかり対応できる準備だけは整えています。
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