きいてください、看護師さん!

これは、癌の激しい痛みを患う患者が書いた詩です。

現在、指導中の看護学生と共有した詩でもあります。


詩の「看護師さん」の部分、

これは、

「保育士さん」にも「学校の先生」にも、そして「ホメオパス」にも置き換えることができます。


私はしっかり、お一人お一人の患者さま(お客さま)に寄り添えているか?

原点を見つめる詩でもあります。



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「きいてください, 看護婦さん」 byルース・ジョンストン

ひもじくても、わたしは、自分で食事ができません。 あなたは、手のとどかない床頭台の上に、わたしのお盆をおいたまま去りました。 そのうえ、看護のカンファレンスで、わたしの栄養不足を、議論したのです。

のどがからからで困っていました。 でも、あなたは忘れていました。 付き添いさんに頼んで、水差しをみたしておくことを。 あとで、あなたは記録をつけました。わたしが流動物を拒んでいます、と。

わたしは、さびしくて、こわいのです。 でも、あなたは、わたしをずっとひとりぼっちにして、去りました。 わたしが、とても協力的で、まったくなにも尋ねないものだから。

わたしは、お金に困っていました。 あなたの心のなかで、わたしは厄介ものになりました。

わたしは、一件の看護的問題 だったのです。

あなたが、議論したのは、わたしの病気の理論的根拠です。

そして、わたしをみようとさえなさらずに。

わたしは、死にそうだと思われていました。 わたしの耳がきこえないと思って、あなたはしゃべりました。 今晩のデートの前に美容院の予約をしたので勤務のあいだに、死んで欲しくないと。

あなたは、教育があり、りっぱに話し、純白のぴんとした白衣をまとって、ほんとうにきちんとしています。 わたしが話すと、聞いてくださるようですが、耳を傾けてはいない のです。

助けてください。 わたしにおきていることを、心配してください。 わたしは、疲れきって、さびしくて、ほんとうにこわいのです。

話しかけてください。 手をさしのべて、わたしの手をとってください。 わたしにおきていることを、 あなたにも、大事な問題にしてください。

どうか聞いてください。看護婦さん。

(American Jurnal of Narsing 1971年2月号、看護学雑誌第52巻より)


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私たちは、患者さま(お客さま)を通して、病むを深く知ります。

その病気に頭を悩ましたこともなく、快活に生活できている私たちからは想像できないことが

患者さまを取り巻く現実にはあります。

その距離を少しでも近づけるためには、通例や常識にとらわれることなく、

その方に寄りそうこころが必要です。

病気には個別性があり、お一人お一人の対応を特に大事に

私は今後も運営いたします。


どうぞ、ご心配なさらずに健康相談にお越しください。




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