ホメオパシーの適応範囲

ホメオパシーは長い歴史の中でさまざまな健康問題に利用されてきました。

人間は一人一人が個別の存在なので、人々が生きるありようはすべて個別なものであり、抱えている健康問題も(たとえ病名が同じであっても)お一人お一人個別性があります。

このためカスタマイズされたホメオパシーのアプローチは非常に評価が高くクライアントの満足を充足させるものです。

2014年、インド政府はホメオパシーなどの伝統的な療法を重視しAYUSH省を確立しました。

※インドでは、マハトマ・ガンジーが積極的に支持した流れを受け継いで、現代のホメオパシー療法の中心地となっています。今日ホメオパシー医の数は世界最大であり、現代医学とともに正当な治療として確立しています。(→世界のホメオパシー参照)

これに対して、日本を含む諸外国ではホメオパシーは医療行為ではありません

極度に希釈した物質が心身に作用するという科学的な証明もなされていません。

しかしながら、みなさまの参考までに、AYUSH省の出版物「ホメオパシー科学――穏やかな治療法――」から以下を抜粋します。

長年にわたり、ホメオパシーのレメディはさまざまな症状に使用され、改善してきた。例えば、消化酸性疾患、不安、アトピー性皮膚炎、自閉症、行動障害、骨折の治癒、結膜炎、水痘、うつ病、月経困難症、頭痛、帯状疱疹、インフルエンザ、ケガ、月経不順、月経前症候群、乾癬、心身症、恐怖症、腎結石、ストレス障害、薬物乱用、上気道感染症、白斑、妊娠・授乳期に共通する苦痛、授乳、下痢、疝痛、子どもの歯並びの問題などである。

デリーのホメオパシー薬局に通っている約1.1万人の患者データによる分析では、このような症状が治療カウンセリングに来る最も多い理由である。

ホメオパシーはまた、癌やHIV/AIDS、末期の病気などにも症状の改善、生活の質を向上させるケアなどにも使用される。

臨床調査では、急性中耳炎、注意欠陥多動障害、自閉症、行動障害、良性前立腺肥大症、頚椎症、慢性副鼻腔炎、慢性閉塞性肺疾患、前臨床甲状腺機能低下症、HIV感染症、日本脳炎、学習障害、更年期障害、断薬に関連した病訴、卵巣嚢腫、疥癬、上気道感染症、尿路結石症、いぼなどさまざまな臨床症状を発表している。

               (AYUSH省「ホメオパシー科学――穏やかな治療法――」より抜粋)

 

社会のあらゆる領域で、従来型医療に対する不満が年ごとに大きくなっています。

声を大にして次の三大欠陥が繰り返し叫ばれるようになりました。

高価につきすぎる、危険が大きすぎる、心臓病・がん・脳出血などの重大疾患の治療がはかばかしくない、、、。

 

現代の病院中心の医学は、テクノロジーに依存しすぎる危険の多い治療法を信頼し、からだに備わった治癒力を無視、あるいは否定しているかのようにもみえるのかもしれません。

ホメオパシーの限界

この地球上に「万人に必ず効く」というもの治療法はあり得ません。

いかに科学的なものであれ、いかに洗練されたものであれ、どんな治療法であっても太刀打ちできない分野はあります。

ホメオパシー療法では、外科手術の代用にはなりませんし、ホルモンの補充はできません。

事故やケガでパックリ傷口が開いているのであれば外科で縫合するのがベストですし、呼吸が止まっているならば、気管切開をし人工呼吸器を装着する必要があります。

甲状腺全摘出術を受けて甲状腺ホルモンが分泌できないならばチラージンを服用することでホルモンを補充せねばなりません。

そして、もはや自然治癒力によって心身のバランスを調整するなどという状況ではない重度の場合には、その苦痛の緩和が目的とされるはずです。

ご本人のみならずご家族が、医師などの有資格者の専門家に相談することが必要と判断した場合には、積極的にそれを実行しましょう。

 

当相談室では、かかりつけ医を受診し、血液検査やレントゲン検査、エコーやCTなどの精密検査を推奨しています。