セルフケアと健康相談の違い

知っておきたい

ホメオパシーは病気を診ているわけではありません。自然治癒力というエネルギーの流れを円滑にすることによって、病気というもの、病気によって病むこころの問題を解決するのです。ですから特定の臓器をターゲットにしたり、特定の症状に的を絞ってレメディを選ぶのではないのです。

 

このモナリザのパズルのように、欠けているパズルのピースをあてがったり、首の部分に相当するようなレメディを選ぶのではありません。

モナリザ全体に適合するレメディを選びだすのが健康相談なのです。

 

私はこのテクニックを学ぶために4年間、ホメオパシー専門学校へ通ったわけですね。

環境への関心の高まりとともに、心とからだの両方に作用し、副作用を持たない自然療法への関心は、そのままホメオパシーへの関心とつながっており、日本でもここ20年~30年の間に急激な勢いで普及しています。

日本には約15万人のホメオパシー利用者がいますが(JPHMA日本ホメオパシー医学協会調べ2010年「統合医療でがんに克つ」より)、そのうちの半数以上は家庭の救急箱の代用として、数十種類のホメオパシーレメディが入ったキットを利用しています。

そのキットには、打撲や切り傷、発熱や嘔吐といった日常生活で遭遇しやすい急性症状に幅広く対応するレメディが入っており、ちょっとした事故やケガ、軽い症状の際に、家庭内でできる手軽な手当法として用いられています。

ホメオパシー関連書籍は多数出版されており、またセルフケア勉強会などで使用方法を学べば誰でも活用できます。実際、多くのお母さんが副作用のない安全な方法を求めてホメオパシー療法と出会い、スキルを身につけ家族の健康管理に役立てています。

熱が出た時にBellベラドーナを用いたり、嘔吐の時にIpイペカックを用いたり、子どもが転んで傷をつくった時にはCalenカレンデュラを用いているのです。そうすることで、解熱剤や制吐剤、消毒薬などを使用せずとも、自然治癒力によって問題を解決しているのです。

 

上手にキットを活用することで「健康は自分で衛る」という自己管理の意識も高まり、行動力と実践力を身につけておられます。

 

しかし、全ての健康問題がキットによって解決できるはずもありません

とくに長く患っている健康問題や、アレルギー症状など繰り返す症状、長年くすりを使って対処してきた症状などは、専門家であるホメオパスなしには解決することは困難です。

なぜなら表層に出ている症状の背景には、さまざまな要因が絡んでおり、それはキット内にある限られたレメディだけでは解決することが難しく、アプローチの仕方が全く異なるからです。

私たちホメオパスが扱うレメディは約3000種。

それを健康相談で丁寧にお話を伺うことによって、お一人お一人を多角的にとらえてレメディをお選びします。

 

扱うレメディを大きく分けると次の8区分、必要に応じて複数のレメディを用いながら約1か月分の服用計画を立てます。